「久渡寺」 青森県弘前市|真言宗智山派の護国山観音院津軽三十三観音霊場の第一番札所

  • 久渡寺(くどじ)

青森県弘前市|真言宗智山派の護国山観音院津軽三十三観音霊場の第一番札所

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施設詳細

施設名久渡寺(くどじ)
所在地 〒036-8244 青森県弘前市坂元山元1
駐車場 あり
送迎バス -
最寄り駅・お近くのバス停 ・JR弘前駅 ・バス/久遠寺線「久遠寺」
詳細な交通アクセス

弘前駅からタクシー20分
弘南バスターミナル 久渡寺線 久渡寺行 約40分
大鰐弘前IC 14.9km 22分

分岐を右方向へと進み国道7号線/弘前の標識に従って弘前バイパス(国道7号)に入る→ENEOS前を通過→青森・藤崎方面の標識→岩舘の交差点を左折/橋を渡る(県道13号線へ)→交差点を直進/アップルロードへ入る→白寿園の前を通過→まつば保育園前を通過/交差点を直進→交差点直進/デイリーの前を通過→千葉商会前を通過/道なりに直進→大狼神社前を通過→弘前市墓地公園の標識方面へ/交差点直進→左側にあるの弘前市墓地公園を通過→交差点を左折/
国道126号線へ→ひたすら直進→左側にこどもの森駐車場→右側に売店/左側が久渡寺。

弘南バスターミナル:
弘前駅中央口へ出る→道路を渡って右方向→交番前を通過→交差点左折/大高ビル側に→右側/イトーヨーカドーの1階
※えきどてプロムナードを通って行くことも可能

※掲載している情報は、葬儀のデスクが調査したものです。詳細・最新の情報は久渡寺(くどじ)へ直接お問合せくださいませ。
情報に誤りを発見された場合は、ご連絡をお願いいたします。お問合せ

宗派:真言宗智山派である久渡寺(くどじ)

護国山にある観音院 久渡寺は、真言宗智山派の寺院です。

歴史:開山開基は不詳で1191年に再興

護国山にある観音院 久渡寺は、開山開基は不詳であるものの、かつては大鰐町の 阿闍羅(あじゃら)山中にあった興福寺が廃れ、渡来した唐の僧侶・圓智によって1191年当時、小沢山と称していた現在地へ移して小沢山救度寺として再興したのが始まりです。
その後、栄枯衰退を繰り返し、1596年安土桃山時代にのちの弘前藩初代藩主の大浦為信に招かれた寛海和尚によって中興され、この時に山号を護国山観音院に改めました。
また、為信は寺領100石を寄進し、その後代々弘前藩藩主の手厚い庇護を受け続けたお陰で廃寺に追い込まれることもなく、景勝院・百沢寺(現:岩木山神社)・橋雲寺・国上寺と並んで津軽真言五山に数えられるほど、隆盛を極めたことでも有名です。

明治政府の神仏分離から端を発したと廃仏毀釈によって、青森の寺院も大打撃を受けました。お寺の中には御本尊を御神体にかえて神社にして難を免れたところもありますが、廃寺へと追い込まれた寺院もかなりありました。しかし神仏習合の土地柄、仏様を神様に、そして再び神様を仏様に戻すことにもあまり抵抗がなかったようです。
※岩木山神社は元は真言宗・岩木山光明院百沢寺。

文化財

ご本尊・聖観世音菩薩

久渡寺のご本尊・聖観世音菩薩は天台宗の祖師であり、入唐八家の一人である慈覚大師によって作られたといわれています。この御本尊は33年に一度しかご開帳されない秘仏です。

応挙の幽霊画

久渡寺では「イタコ」や「おしらさま」といった東北の民間信仰も盛んなお寺で有名です。おしらさまは例祭が行われますが、イタコが執り行います。この日、各家庭で祀られている桑の木でできた男女一対の人形であるおしらさまを持って参拝すると、おしらさまの位が上がるといわれています。おしらさまは家の神様であり、蚕神で、かつては旧家の中で祀られていました。
真言密教と東北の民間信仰が合わさった、独自の宗教色を持つお寺です。

円山応挙以前の幽霊は姿はなく人魂であらわされていました。江戸時代に中国から伝わった怪談話の中に、人の姿を持った幽霊が登場するとが伝わると、日本でも生きた人と同じ姿をした幽霊が登場します。その後、幽霊から足をなくした円山応挙の幽霊画が人気を博し、その後様々な幽霊画が登場しました。うらめしげな姿の幽霊像はまさにこの頃からであります。

久渡寺にある応挙の幽霊画は亡き妻を描いたものだと謂れています。言い伝えによれば、幽霊画をどう描けばいいのか悩む応挙に、妻は死装束を身にまといモデルを買って出ます。しかし妻は実際に自害してその姿を見せました。その夜、応挙の枕元に現れた妻を描いたのがこの幽霊画といわれています。その命をもって夫の創作を助けた、究極の内助の功です。

久渡寺ではその妻の命日とされる、旧暦の5月18日の正午から一時間限定でこの幽霊画が公開されています。そして公開日には雨が降るともいわれており、2020年の公開日も雨が降りました。

まとめ

久渡寺の御本尊である聖観世音菩薩は、神社では権現様と呼ばれて祀られています。神仏習合時代の名残である岩木三所権現は、阿弥陀如来=岩木山、観世音菩薩=厳鬼山、薬師如来=鳥海山であります。津軽は元々民間信仰、そして神仏習合が多く見られる土地であったことが、津軽三十三観音霊場からうかがい知ることができます。

施設特徴

・午前8時から午後5時まで
・お堂まで227段の石段を登らなくてはならないので、動きやすい服装がおすすめです

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    久渡寺
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     1 評価
    | お名前:テラジョ
    冬は雪景色がきれいだけど足元が心配

    長い階段があるので雪時季は足元に注意が必要かも。自然ゆたかな場所にあり、散歩(登山?)気分で散策してみるのもよいです。初心者向けの登山用の山道がありました。

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