香川県仲多度郡|屏風浦(びょうぶがうら)海岸寺との名で親しまれる経納山迦毘羅衛院にある寺院
お問い合わせ
施設詳細
施設名 | 海岸寺(かいがんじ) |
---|---|
所在地 | 〒764-0037 香川県仲多度郡多度津町西白方997 |
駐車場 | あり |
送迎バス | - |
最寄り駅・お近くのバス停 | ・JR予讃線「海岸寺駅」 |
詳細な交通アクセス | ■JR予讃線・海岸寺駅より北に200m|徒歩約5分 ■東京方面→東海道・山陽新幹線「岡山駅」→1〜3 ※どのルートも時間に大きな差無し。おおよそ4時間50分前後。 |
※掲載している情報は、葬儀のデスクが調査したものです。詳細・最新の情報は海岸寺(かいがんじ)へ直接お問合せくださいませ。
情報に誤りを発見された場合は、ご連絡をお願いいたします。お問合せ
宗派:真言宗醍醐派である海岸寺
真言宗醍醐派経納山迦毘羅衛院の海岸寺。海岸寺の山号にもなっている納経山とは、弘法大師が幼少の頃に石に法華経を写経して納めたとの謂れからつけられました。のちにその場所に建立されたのが海岸寺です。
お寺の御本尊は聖観世音菩薩ですが、奥之院では赤ちゃん姿の弘法大師誕生仏が御本尊として祀られています。大師の像は全国各地に数多くありますが、生誕仏はこの海岸寺のみです。
歴史:弘法大師の出生にかかわりのあるお寺
海岸寺は807年に弘法大師がこの地に本坊(僧坊)を建てられたことが始まりとされています。
そして9年後に、奥之院を建立し、厄払いとして自ら自身の像を作って安置しました。
その奥之院がある場所には、弘法大師によって開かれた四国八十八ヶ所霊場のスモール版が設けられています。
屏風浦新四國札始の碑とともに第一番札所の霊山寺の御本尊・釈迦如来像からスタートして、大窪寺の薬師如来で結願。
海岸寺の奥之院・大師堂は、日本における真言密教の祖である弘法大師が生まれた場所であるとの謂れから「弘法大師生誕の地」と呼ばれ、奥之院には産湯にしたとされる井戸跡があります。
弘法大師の出身家である佐伯家ゆかりのお寺である善通寺こそが、誕生の地であるとの謂れもあり、領主丸亀藩や京都嵯峨御所が海岸寺と善通寺の仲介に入った記録もあります。
海岸寺のある地域は弘法大師の母親である玉依御前の出身地であり、弘法大師が自身の誕生仏を掘って奥之院に安置したことから、海岸寺が誕生の地であると考えるのも当然です。残念ながら真相を究明することは叶いませんが、双方ともに弘法大師の出生にかかわりのあるお寺であるという事実だけは変わりません。
文化財:大豪をモデルにした金剛力士像
本坊の山門には仁王像の代わりに、地元出身力士の琴ヶ浜、大豪をモデルにした金剛力士像が立っています。力士は元来神道における神の依代となり新通力を授けられた者です。神通力をもって四股を踏み、穢れを祓うのです。
仏教の仁王は仏法、仏様をお守りする役目があります。仏様がいる場所に邪気が入らない様に睨みをきかせているいる姿は、力士の四股と同じであります。山門に力士像があっても、意味合い的には何の不思議はなく、また神仏集合が強かった地域でもある四国ならでは、とも考えられます。
どっしりと佇むその姿は仁王像に引けを取りません。香川のヒーロー、元大関・琴ヶ浜、元関脇・大豪の像は本坊のみならず、道ゆく人々をも見守っています。
行事:弘法大師の足跡を辿る巡礼
四国別格二十霊場とは八十八ヶ所霊場同様、弘法大師の足跡を辿る巡礼であります。ただし歴史は浅く、1968年に作られました。八十八ヶ所とあわせると煩悩の数である百八となることから、両方合わせて巡ることが推奨されています。
四国別格二十霊場では念珠玉を頒布しており、それらすべてを集めて組むと「除災招福念珠」になります。もちろん、従来通りの納経による御影の授与もあります。
施設特徴
・屏風浦会館で宿坊売店あり
・宿泊収容人数300名 ユースも兼ねる
・四国別格二十霊場 http://www.bekkaku.com
レビューを書く | |