静岡県三島市|平安時代に創設された歴史ある寺院
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施設詳細
施設名 | 龍澤寺(りゅうたくじ) |
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所在地 | 〒411-0043 静岡県三島市沢池326 |
駐車場 | あり |
送迎バス | - |
最寄り駅・お近くのバス停 | ・JR三島駅 |
詳細な交通アクセス | ■タクシー ■電車 ■高速道路 大阪方面:名神高速道路→新名神高速道路→伊勢湾岸自動車道/豊田JCTで静岡方面→東名高速道→沼津IC→国道136号線/伊豆縦貫自動車道(三島方面)→国道1号線→三島加茂ICで下りる|約4時間50分前後 三島加茂ICから約5分:IC下りて北西に進む→丁字路左折(三島方面)→最初の横断歩道のところを右折/ひたすら道なりに登ってゆきます。 ■バス |
※掲載している情報は、葬儀のデスクが調査したものです。詳細・最新の情報は龍澤寺(りゅうたくじ)へ直接お問合せくださいませ。
情報に誤りを発見された場合は、ご連絡をお願いいたします。お問合せ
宗派:臨済宗妙心寺派の龍沢禅寺
龍澤寺(りゅうたくじ)は、臨済宗妙心寺派、円通山にあります。
「駿河には、過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」
これは駿河出身でもある白隠禅師を称えた俗謡です。
歴史:大正時代に山本玄峰老師によって復興される
平安時代に弘法大師によって龍澤寺は創建されましたが、その後廃れてしまいます。そして900年もの時を経て、日本臨済宗中興の祖・白隠禅師によって江戸時代中期1761年に再興、禅寺として開山されました。
しかしお寺はまたもや廃れ、大正時代に山本玄峰老師によって復興されます。地域の人々との交流も深めてお寺の興隆を果たしました。その人徳と叡智に魅了された人々が玄龍老師の元へと自然と集まり、特に時の政治の中枢にいた人々からの信頼が厚く、吉田茂元総理大臣もよく訪れていたようです。また、第二次世界大戦中の日本政府が無条件降伏を決議するにあたり、時の首相であった鈴木貫太郎氏が玄峰老師に見解を求めたと謂れています。のちに玄峰老師は「今白隠」と呼ばれるほどの高僧となり、白隠老師・東嶺老師・星定老師とともに開山堂にて祀られています。
名僧を輩出し続けている龍澤寺には、多くの識者や政治家、著名人が、見識を求めて今もなお宗教も国境も越えて訪れています。
文化財:静岡県指定文化財紙本著色白隠自画像
龍澤寺ご本尊は子安観世音菩薩です。
白隠禅師が83歳の時に自ら描かれた紙本著色白隠自画像は静岡県指定文化財となりました。
漆喰鏝絵の名工である入江長八が龍澤寺で坐禅修行のため参籠した際に、堂宇に施した数多くの鏝絵(不動明王・天孫降臨図・龍)が、三嶋市指定文化財に指定されています。
毘盧蔵(びるぞう)に保管されている経典や書物、掛け軸などを、毎年11月23日には観楓祭(かんぷうさい)として虫干しを兼ねて一般公開されます。その作品の中には白隠禅師の画、一休宗純・円山応挙・良寛などの作品が見られます。
立地:伊豆八十八ヶ所霊場のひとつ
静岡県には伊豆八十八ヶ所霊場があり、江戸時代後期には存在が確認されています。札所には、800年以上もの歴史を持つ寺院が多く含まれています。
明治時代には盛んに行われていたようですが、軍国主義色が強まると神道を重んじる風潮となり、伊豆八十八ヶ所霊場は衰退していきました。
そして現在、温泉・季節の食べ物など自然豊かな伊豆を満喫でき、都会からも訪れやすいことから、観光を兼ねて週末にふらっと訪れる人が増えてきました。バスツアーで簡単に巡ることもできます。
重厚な山門をくぐり抜けると、すぐ左側に六角形の鐘楼が目に飛び込んできます。静寂に埋もれるように佇む龍澤寺は、その場にいるだけでも心が安らぎます。また、季節の移ろいを映し出す枯山水の庭園を前に瞑想をする醍醐味も味わえます。
行事:龍澤寺坐禅
龍澤寺は禅宗の道場であるので一般参拝は受け付けていません。また、修行が行われている接心(せっしん)の期間は境内に入ることもできません。毎月7のつく日は三島市内、2につく日は沼津市内を、報恩と唱えながら托鉢行を行なっています。
観光修行ではなく、禅の道場のため、龍澤寺坐禅会の一般参加資格は坐禅経験者のみとなっています。毎月18日~24日に行われます。
※但し、11月は15日~21日、12月は1日~7日。
1泊2000円で長期滞在修行者の受入れもおこなっています。
施設特徴
・伊豆88遍路
・龍澤寺近辺にコンビニ等お店はありません。
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