僧侶がお墓参り代行するサービス|会社員から転向したその訳をインタビュー(釈 浄達さん)

僧侶がお墓参り代行するサービス|会社員から転向したその訳をインタビュー

祖先が眠る大切な場所である「お墓」。定期的にお墓に赴き、供養をすることは大切です。しかし、遠方に住んでいたり、体力的にお墓まで行くことが難しくなったりなど、さまざまな事情から頻繁にお墓参りできない人もいます。

そういった時に利用できるのが「お墓参り代行サービス」です。クリーン業者や何でも屋さん、専門業者などさまざまな業者がサービスを展開しています。

今回は、「僧侶」がお墓参りをするというサービスを提供している「釈 浄達(しゃく じょうたつ)さん」にインタビューをしました!


「僧侶がお墓参りの代行」サービスの内容

お墓参りを代行している業者はさまざまあります。今回紹介する「僧侶がお墓参りの代行」の特徴は、「僧侶」である「釈 浄達さん」が代理でお墓参りをすることです。お墓の清掃や除草作業だけでなく「献花・読経」まで行い、手厚く丁寧にお参りをしてくれます。

コースは3種類。一番内容の充実した「しっかり管理コース」でも1回にかかる費用は15,000円です。献花の花代も含まれています。

コース名現状確認コース雑草対策コースしっかり管理コース
内容・写真撮影
・参拝献花お経をあげる
・報告書作成
・写真撮影
・参拝献花お経をあげる
・報告書作成
+お墓周りの除草
・写真撮影
・参拝献花お経をあげる
・報告書作成
+お墓周りの除草
+お墓本体の清掃
料金10,000円12,000円15,000円

九州を中心に活動しており、場所によっては別途交通費がかかる場合もあります。しかし、その際は事前に見積もりをいただけるので安心です。

さらに定期的にお墓参りの様子を確認したい人には、「年間契約」もあります。

コース現状確認雑草対策しっかり管理
年2回9,000円11,000円14,000円
年3回8,000円10,000円13,000円
毎月7,000円9,000円12,000円

参拝した報告は、後日「写真」を「アルバム」にまとめてお送りしています。お墓の様子だけでなく、思い出がつまったお墓近くの状況まで報告してくれるので、懐かしい風景から先祖に思いを馳せる方もいるでしょう。

お墓参り代行と聞くと、「ばちがあたるのではないか」「先祖に失礼にならないのか」など不安に思う人も多いでしょうが、そんなことは一切ありません。

実際に利用した方からも、お喜びの声を多数いただいています。

先日、お写真とお手紙が届いたので大切に拝見致しました。
お墓の前でお経をあげていただく場面では思わず涙が溢れました。
ご先祖様が喜んでくれる様子を実感でき、こっちで仕事や生活をもっと頑張るようにと元気までいただいた気がします。
ありがとうございました。

「僧侶がお墓参りの代行」サービスの依頼方法

僧侶がお墓参り代行するサービス|会社員から転向したその訳をインタビュー

「僧侶がお墓参り代行」は、公式ホームページから申し込むことができます。実際の流れは、下記の通りです。

●実際の流れ

  1. 公式HPの問い合わせフォームに詳細からお申し込み
  2. メールにて場所や希望日等、詳細確認のご連絡
  3. 正式にご依頼を承る
  4. お約束の日にお墓参りを代行
  5. 後日「お墓」「お墓参りの様子」「周辺の景色」をお手紙とともに送付

お墓参り代行は、「法衣」を着用しお経をあげてくれます。お経は「真宗」です。

●公式ホームページ
https://furusato.biz/

「釈 浄達さん」は真宗木辺派の僧侶です。宗教宗派によっては承れないケースもあります。場所によっても承れないケースがあるので、まずは問い合わせてみましょう。

僧侶代行サービスを展開している「釈 浄達さん」にインタビュー

さて、僧侶から読経までしていただけるお墓参り代行サービス。どのようなきっかけでこのサービスを展開されたのでしょうか?

実際に「釈 浄達さん」にインタビューを行いました。

僧侶がお墓参り代行するサービス|会社員から転向したその訳をインタビュー

【編】
このサービスを始めたきっかけはなんですか?

もともと私は、会社員として営業の仕事を行っており、他県などの移動も多かったのです。ある日、飛行機の機内で、遠方のお墓参りに行くおじいさんと隣になり、「お墓の様子を定期的に見たいけれど、なかなか行けないので困っている」との話を聞きました。そこから「お墓参り代行」のサービスで、困っている人の手助けができないかという構想に至ったのがきっかけです。

その後、実際にお墓参り代行サービスについて調べたのですが、多くの人が「ありがたみがない」と感じていることがわかりました。現行のサービスでは、除草作業やお墓の状態の報告などの事務的な作業が多く、これでいいのかと不安を覚える人が多かったのです。

そこで私は、「僧侶がお墓参り代行を行う」のはどうかと考えました。読経など手厚く供養することで、依頼者さまの不安を解消できないかと思ったのです。

こうして私自ら「僧侶」となり、お墓の掃除や現状報告だけでなく、読経や献花も行うサービスを展開しました。

会社員から僧侶になられたのですね!なかなか勇気がいる決断ですね。実際に僧侶になるためにどのような修行をされたのでしょうか?

私は、「真宗木辺派」の僧侶です。滋賀県にある錦織寺を本山としており、真宗十派のひとつ。親鸞聖人の教えを広める「真宗教団連合」を組織している由緒正しい宗派です。

僧侶になるためには、まずは「師」を見つけなければいけません。もともと血縁者に僧侶がいなかった私は、師となる人を見つけるもの一苦労でした。

そのほかにも、2年間みっちり勉強をしました。師から認められる人間性と仏教に関する膨大な知識が必要なので、毎日図書館に通い蔵書を読みあさっていましたね。

とても大変な日々でしたが、僧侶になりたいという強い思いがあったのでなんとか乗り切り、僧侶となることができました。

【編】
かなり努力をされて僧侶になられたのですね!
現在はコロナ禍で、リモート葬儀やリモートお墓参りなど、葬儀業界でも大きな変化が起きています。通常のお墓参りと違う、「僧侶が代行するお墓参り」はどのような方に利用してもらいたいですか?

私は福岡を拠点に活動していますが、現在は県外の方からの依頼が多いです。特に、山奥でなかなかお墓参りに行くことができないので定期的にお参りをして欲しいというケースですね。

ただ、私はもっと近所の方にも利用して欲しいと思っています。「命日」や「お彼岸」など、特に大切な日には手厚く供養することが大切です。そういった節目の日だけでもいいので、是非利用してほしいです。

また、近年、葬儀も法要も規模は縮小傾向にあり、省略される儀式も増えてきました。特に今回のコロナ禍で、急速に変化をしています。もちろん縮小することが悪いわけではありません。一番大切なのは、どれだけ先祖のことを大切に思うかの気持ちです。

ただし、やはり節目の法要や供養は代々受け継がれてきた大切なもの。コロナ禍で親族で集まれない、地元に帰れずお墓参りができないという方もぜひ利用して欲しいと思っています。

ご先祖さまはいつも私たちを見守ってくれています。ご先祖さまを思う気持ちを、いつまでも大切にしてください。

【編】
今後、お墓参り代行サービスに新しく取り入れたいことはありますか?

代行ではなく、実際一緒にお墓参りもしたいと考えています。命日やお彼岸などの大切な日、親族の皆さまの前で読経をし、一緒にご先祖様を手厚く供養したいです。

その他にも、「個人宅でのお勤め」や「お葬式での読経」も行っています。僧侶として皆さまのお役に立てるよう、できる限りのことを行っていきたいです。

【編】
最後に、葬儀のデスクの記事をご覧頂いた方向けてメッセージをお願いいたします。

現在は、通称「ふるさとおじさん」として、福岡を拠点に九州で活動をしております。先祖の「命日」や「お彼岸」などの節目の日、もし自身でお墓参りに行くことが難しいようであれば、お問い合わせくださいませ。

依頼者さまに代わって、手厚くご先祖様の供養をいたします。

また、気軽に相談することのできる、親しみやすい僧侶を目指しています。なにかお悩み事があれば、相談だけでも結構でございますので、お気軽にご連絡くださいませ。

葬儀のデスクよ

お墓参り代行サービス、まだまだ抵抗がある方も多いのではないでしょうか。しかし、ここまで手厚く供養をしてもらえたら、きっとご先祖さまも喜んでくれるでしょう。

「お墓参りに行きたくても行けない」という事情がある方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

「釈 浄達さん」お話を聞かせてくださり、ありがとうございました!

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