世界にたったひとつ、オーダーメイドの手元供養|手元供養ドットコム(水門秀夫さん)岐阜県多治見市

投稿:2021-07-01
世界にたったひとつ、オーダーメイドの手元供養|手元供養ドットコム(水門秀夫さん)岐阜県多治見市

ご遺骨は先祖代々伝わる「墓石」に納骨するものという考えだけでなく、弔いのかたちは年々多様化しています。例えば、ご遺骨を粉末状にして海などにまく「散骨」。墓石ではなく「樹木」を墓標とした「樹木葬」。そして故人のご遺骨を手元に置いておく「手元供養」など選択肢は多岐に渡ります。

今回インタビューをしたのは、手元供養の仏具を販売する「手元供養ドットコム」の代表「水門秀夫(すいもんひでお)」さんです。

会社員として働く傍ら、世界にたったひとつしかないオリジナルの仏具を販売されています。

商品の特徴や会社を立ち上げたきっかけ、手元供養マイスターの資格などを伺いました!

故人を身近に感じることのできる「手元供養」

手元供養とは、ご遺骨やご遺灰を手元に置いて供養する方法のことです。小さな骨壷や専用のアクセサリーケースなどに入れて身近な場所に保管します。

お墓などに納骨せず全てのご遺骨を置くこともありますが、ご遺骨を分骨し一部だけ手元に置いておくというケースが多いです。

手元供養をすることで、コロナ禍にお墓参りへ行かずとも日常的に故人を偲ぶことができます。

また現代では、家族構成や住環境が変わったことで、自宅に仏壇がない方やお寺にお墓を持たない人も増えてきました。それでも「大切な家族を弔いたい」という本質的な気持ちは変わりません。

そこで手厚く供養ができることに加え、場所や経済的負担などの問題も起きにくい手元供養が注目を集めているのです。

お気に入りの写真などと一緒に飾ることで、いつでも故人を思い出し偲ぶことができます。

世界にひとつだけ、あなたのためだけに作られるオリジナルの手元供養

手元供養ドットコムでは、世界にたったひとつしかない「オリジナルの手元供養品」を販売しています。ガラス製の分骨用ミニ骨壺やペンダント、触れることができる陶器製のころろ・ペンダントなどがメインの商品です。

手元供養品が作られるのは、依頼を受けた後。手元供養にしようと思った理由や心境、故人さまとの思い出など、お客様のお話を聞いた上で職人が作成しています。

そうすることで、お客様の思いが込められた世界でたったひとつの手元供養品が完成するのです。

世界にひとつだけ、あなたのためだけに作られるオリジナルの手元供養

ご遺骨のクリーニング(粉骨)など幅広くサポート

手元供養品の販売だけでなく、ご遺骨のクリーニング(粉骨)にも対応しています。

ご遺骨の保管状況によっては、カビたり臭いがしたりなどのトラブルが発生するケースがあります。そういった状態では手元供養をするのは難しいです。

そういった時に利用できるのが、ご遺骨のクリーニングサービス。もとの白さを取り戻すことができ、真っ白なパウダー状になるので手元供養品にも納めやすくなります。

手元供養の良さを広げていく「手元供養マイスター」

手元供養の良さを広げていく「手元供養マイスター」

手元供養ドットコムでは、手元供養について学ぶことのできる「手元供養マイスター講座」を月に一回ZOOMで開催しています。また、企業の福利厚生として「手元供養セミナー」の開催や介護施設・老人ホームなどでも同様のセミナーを開催しています。

「世の中に手元供養の良さを一緒に広めていきたい」という思いから始めた民間の資格取得講座で、手元供養について「知りたい」「学びたい」そういった方におすすめです。

実際に、1年で40名近いマイスターが誕生しています。

手元供養ドットコム代表の水門さんにインタビュー

手元供養ドットコム代表の水門さんにインタビュー

【編】
はじめに、簡単な自己紹介をお願いいたします。

私は「水門秀夫(すいもんひでお)」と申します。普段はサラリーマンをしておりますが、休日をメインに「手元供養ドットコム」の活動をしております。

趣味はアイドルを応援することと料理をすること。手元供養ドットコムのYouTubeチャンネルにてさまざまな情報を発信しているので、私がどんな人か知っていただき親しみを持っていただけると嬉しいです。

【編】
ありがとうございます。
サラリーマンとして働く傍ら、手元供養ドットコムの活動をされているのですね。
時間も限られている中、立ち上げまでにすごく苦労されたのではないでしょうか・・・?

そうですね、今に至るまではとても大変でした。

それでも立ち上げようと思ったきっかけは、5年ほど前「納骨堂販売」や「仏壇クリーニング」などに携わったことです。

「手元供養」と出会った時、自分が一人っ子であることや両親が遠方に住んでいること、父親が次男でお墓がないことからすごく魅力的だと感じました。

そこで、同じようなことで困ったり悩んだりしている方の力になりたいと思い、2年前に「手元供養ドットコム」を設立しました。

ガラス職人と陶器の職人のお力を借りて試行錯誤しながら、ようやく今のスタイルにたどり着きました。

供養のかたちのひとつとして「手元供養」を知って欲しい

【編】
弔い方も多様化し、自分たちに合った方法を選ぶことができる時代になりましたもんね。ただ、なかなか気軽に人に相談できることではないので、正しい情報を発信してくれる人がいることはとてもありがたいと思います。
企業理念や大切にしていることを教えてください。

お墓や供養について、ご家庭の事情やお困りごとはすべてのお客様で違います。常にお客様の気持ちに寄り添ってご提案をさせていただくことを大切にするため、お話をたくさん聞かせていただくことを大切にしています。

現代の供養のひとつの方法として「手元供養」があることを多くの方に知っていただき、「大切な人やペットを想う気持ち」が美しく楽しい思い出となるよう「自分にできることは何か?」日々問いかけながら活動していますね。お客様から学ぶこともとても多いです。

【編】
確かに弔いの形式は多様化しているとは言え、詳しくは知らない人も多いですよね。
商品の特徴やこだわりを聞かせてください。

弊社の商品は「ご依頼を受けてからお作りさせていただく商品」です。お客様に聞かせていただいたことを、職人にも伝え製作に入ってもらいます。

お客様の気持ちに寄り添って作ることで、他にはないお客様のためだけの手元供養品になると考えているんです。「世界でたったひとつだけオーダーメイドの手元供養」をキャッチコピーとしています。

供養のかたちのひとつとして「手元供養」を知って欲しい

【編】
オーダーメイドの手元供養、とても素敵です。大切なご遺骨を入れるものだからこそ、思い入れいのあるものにしたいですよね。
手元供養はまだまだ世間に浸透してはいないと思うのですが、実際にはどんな方が手元供養を選んでいますか?

現代の住宅事情の中で、お仏壇を置かれている方は非常に少なくなり、コンパクトなお仏壇がわりとして選ばれる方が多いです。その他にはご自宅に骨壺を何年も保管していた方が、できればキレイな骨壺にしてあげたいと思われ購入される方が増えてきました。

また、コロナ禍でお墓参りもなかなか行けないのでとお墓と手元供養の併用も増えています。手元供養の認知度も徐々に上がってきているのことも要因だと思いますね。

大切な人やペットとの思い出を見えるかたちで残すために

【編】
今は県をまたいでの移動などはしにくいですもんね。手元に置いておくことで日常的に故人を偲ぶことができそうです。
水門さんは、どんな方に利用いただきたいですか?

最近、弊社で増えてきているのはペットの手元供養です。ペットは家族の時代ですのでぜひ利用していただきたいと思っています。ペットの遺髪を持っておく人も結構いらっしゃるんです。

その他には、お子様を小さくして亡くされた、死産・流産したといった方にも手元供養を知っていただき利用していただけたらと思います。

過去に、お子様を小さくして亡くされた方から、思い出のボタンを一緒にガラス製の分骨用ミニ骨壺に入れたいのですが入りますか?といったご依頼を受けました。

標準サイズの投入口では入らなかったので、ボタンのサイズに合わせて製作しボタンを入れることができました。

創業当初のエピソードですが、今思えばこのエピソードがあったからこそお客様の気持ちに寄り添っていくことの大切さを学ばせていただいたと思っています。忘れることのできないエピソードです。

【編】
ペットの考え方や弔い方も、昔から考えると様変わりしていますもんね。人間より寿命が短いため、お別れは避けられません。喪失感も大きいでしょう。少しでも手元に置いて、長く過ごせると良いのかもしれません。
この仕事をやっていて「よかった」と思う瞬間や「やりがい」を教えてください。

お墓や供養のことは大変デリケートな事です。最後までお客様をがっかりさせることのないよう気を配っていますので、お客様に商品をお渡しした時の感謝の言葉やお手紙を頂いたとき、お手伝いさせていただいて本当によかったと思いほっとします。

「自分のためだけに作ってもらえることがとても嬉しいです」
「お話をきちんと聞いてくれたうえで提案してくれたので、納得することができました」
「事情を汲んで商品の製作を工夫してくれたので、心から依頼してよかったと思っています」
「悩んでいた時にポンと背中を押してくれるようで、自分の中で踏ん切りをつけることができました」

実際に利用されたお客様からいただいた言葉です。SNSで紹介してくださったり、ご友人に勧めてくださったりとお客様の輪が広がっています。

そういった一人ひとりのお客様との出会いが私の宝物です。

【編】
とても素敵なご縁ですね。今後も広がっていくことをお祈りしています。
では最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

手元供養ドットコムはお客様の気持ちに寄り添ってできることを精一杯させていただきます。まずはお気軽にお問合せいただき、お話をお聞かせください。

大切な人との思い出をより一層素敵なものにできるよう力の限りサポートいたします。

主にインターネット通販で販売受付をしていますが、葬儀社やペット霊園でのイベントブースやマルシェなども出店しています。もし機会がありましたらぜひお越しくださいませ。

葬儀のデスクより

お客様の思いを載せてオーダーメイドで作られる手元供養品。死後もそばで見守ることができて、亡くなった方もきっと喜んでいるのではないでしょうか。

それぞれのご家庭が自分たちにあった最適な弔い方を選べるよう、いろんな選択肢を知って欲しいと感じました。

水門さま、お話を聞かせてくださり誠にありがとうございました。

手元供養ドットコム

手元供養ドットコム
著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
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