旦那が死んだらすること|夫の葬式の喪主~公的にもらえるお金の申請

投稿:2022-03-29
旦那が死んだらすること|夫の葬式の喪主~公的にもらえるお金の申請

生涯のパートナーとして一生をともに歩んでいくと決めても、いつか必ず別れが訪れます。

家庭をともに支えている旦那の死はとても悲しく、受けるショックは計り知れないものでしょう。しかし、旦那が死んだら妻としてするべきことがたくさんあるため、実際は悲しみに暮れる暇すらないかもしれません。

特に故人の配偶者は葬式の喪主をするケースが多いため、子供や旦那の両親以上にすることがたくさんあります。

万が一、旦那が死んだらなにをすればよいのでしょうか?

旦那が死んだらすることについて、葬式や法要の準備から公的にもらえるお金の申請まで詳しく解説します。

もくじ

旦那が死んだら最初にすることはお葬式の準備

旦那が死んだ時、最初にすることは「お葬式の準備」です。

喪主は故人の配偶者が務めるケースが多く、葬儀社にお任せできる部分はあるものの、自ら手配しなければならないこともあるので、忙しい時間を過ごすことになるかもしれません。

では、旦那が死んだら最初にすることを詳しく解説します。

病院や警察から死亡診断書もしくは死体検案書を受け取ってコピーする

病気で亡くなった場合は病院から「死亡診断書」を、事故死や不審死などで警察の検死を行った場合は「死体検案書」を受け取ります。

死亡診断書もしくは死体検案書は、多くの場面で必要になるものです。一度提出してしまったら返却されることはないので、受け取ったら忘れないうちに必ず複数枚コピーをとっておきましょう。

遺体の搬送先を決めて依頼する

病院で死亡した場合、遺体は霊安室に搬送されますが、保管できるのでせいぜい数時間程度であり、長時間安置してもらうことはできません。

そのため、まずは遺体の搬送先を決める必要があります。

遺体の搬送先は主に安置施設か葬儀社が保有する安置所です。自宅に搬送することもできますが、玄関や廊下を問題なく通れるかの確認や遺体を安置するスペースが必要です。

なお、葬儀を依頼する葬儀社が決まっている場合は、保有する安置所に搬送してもらえます。

搬送先が決まったら、それぞれ手配の依頼を行いましょう。

喪主になって葬儀社と葬式の打ち合わせをする

旦那が死んだら妻が喪主になるケースが多いです。

喪主になったら葬儀社とともに葬式の具体的な内容を打ち合わせします。

葬式の規模と形式を決める

まずはお葬式の形式を決めましょう。二日かけて行う従来のお葬式や一日葬、直葬など選択肢はさまざまあります。宗教宗派を確認することも大切です。もし檀家になっているのであれば、お寺への連絡も忘れないようにしましょう。

その次に、声をかける範囲を決めましょう。正確な人数の規模を把握するのは難しいですが、幅広い関係者を招くか、身内だけの家族葬にするかだけでも予め決めておくとよいです。

お通夜と告別式の日程を決める

葬式の内容が決まったら、お通夜や葬儀式・告別式の日程を決めましょう。

一般的にお通夜は夜、葬儀式と告別式は翌日の昼から行うことが多いですが、遺族や参列者の都合に合わせて時間をずらせることもあるので、葬儀社や周囲とよく相談して日程を決めてください。

通夜振る舞いや香典返しの内容を決める

通夜振る舞いの料理はどうするか、香典返しの品物はどうするかなど、おもてなしに必要なものの内容も決めましょう。

内容によって費用が大きく変わるので、予算に合わせて品物を選んでください。

なお、香典返しは葬儀社にお任せしたほうが負担が少ないですが、通夜振る舞いや精進落しなどの会食については遺族側が手配することも可能です。

旦那の仕事関係者や友人などに連絡を入れる

葬式の日程が決まったら旦那の仕事関係の人や友人などに連絡を入れましょう。

幅広い関係者を招く場合は、訃報とともに日程についての連絡もしてください。

また、家族葬のように参列者を限定する場合は、招待しない関係者には身内だけで葬儀を行うことを伝え、会葬辞退をお願いしましょう。

各自治体の役場に死亡届と火葬許可申請書を提出する

葬式を行う前に各自治体の役場へ、死亡届と火葬許可申請書の提出をします。

ちなみに死亡届と火葬許可申請書の提出は、死後7日以内と期限が決まっているので、葬式までの時間が長い場合は、期限が過ぎないように注意してください。

なお、葬儀社に代行してもらうことも可能なので、代行費用が葬儀プランに含まれているか、含まれていない場合は別途で依頼できるか確認するとよいでしょう。

通夜振る舞いや香典返しなどのおもてなしの手配をする

葬儀社にお任せもできますが、遺族で自由に内容を決めた場合は、通夜振る舞いや香典返しなどのおもてなしに必要なものの手配も行います。

どれだけの数が必要なのかよく判断して、おもてなしの手配を進めましょう。

葬式前に来る弔問客の対応をする

親しい関係者の中には、葬式前に駆けつけてくれる方もいます。葬式の準備を進めつつ、葬式前に駆けつけてくれた弔問客の対応を行いましょう。

なお、弔問客は故人との対面を自分から申し出ないのがマナーなので、会ってほしくないなどの特別な理由がないのであれば、対面を勧めるとよいでしょう。

ただし、中には気持ちの整理がつかずにご遺体と対面する決心がつかない方もいます。辛そうであれば無理に対面を勧めずに、駆けつけてくれた気持ちを受け取って感謝を伝えましょう。

自分や家族の喪服を準備する

葬式の準備を進めながら、自分や家族の喪服を準備してください。もし、喪服の準備が難しい場合は、呉服店などで喪服のレンタルサービスを利用するとよいでしょう。

遺族以外の参列者を招く葬式の場合、遺族は基本的にほかの参列者よりも格式の高い喪服を着用するのが好ましいです。

おすすめは正礼装もしくは準礼装にあたる喪服です。

  • 男性:モーニングコート(昼間のみ)、ブラックスーツ
  • 女性:ブラックフォーマルドレス、黒無地で染め抜き五つ紋付の着物

ただし、家族葬や密葬のように、基本的に身内しか参列しない葬式の場合は、略礼装や色合いが地味(ネイビーや黒など)な服装でも大丈夫です。

また近年では「遺族は格式高い喪服を着用した方が良い」と考える人も少なくなってきました。正礼装がないからと言って、無理して準備する必要はありません。

葬式で行う喪主の挨拶を考える

葬式では喪主の挨拶がプログラムに入っています。

故人との関係を踏まえた自己紹介や、参列者へのお礼、故人のエピソードなどを1~3分程度の挨拶にまとめましょう。

なお、お通夜と告別式の両方で挨拶が必要になる場合や、精進落しの際にも必要になる場合があります。

喪主の挨拶はどのタイミングで行うのかよく確認して、それぞれの場面に合った挨拶を考えましょう。

必要に応じて世話役を親しい人に依頼する

どんなに規模が小さくても喪主がすることはとても多く、準備段階から葬式当日まで常に忙しい状態が続きます。

特に葬式当日は、参列者の案内や香典の受け取り、接待など複数の役割を喪主が担わなければなりません。

しかし、50名や100名など、規模が大きい葬儀になると、喪主や遺族だけでは手が回らないことも・・・。

遺族だけでは対応が難しい場合は、お手伝いとして世話役を親しい人に依頼しましょう。ちなみに世話役は、親戚や親しい友人、会社の同僚に依頼するケースが多いようです。

喪主となって執り行う夫の葬式で妻がすることとは

喪主となって執り行う夫の葬式で妻がすることとは

喪主は葬式の中心人物です。葬式当日は、ほかの遺族以上にやらなければならないことがたくさんあります。

では、喪主となって執り行う夫の葬式ですることについて解説します。

供花の配列や祭壇、返礼品などの確認を行う

まずは葬式のメインとなる祭壇や供花の配列を確認しましょう。希望と違う部分があれば、葬儀社と相談しながら修正していくと良いです。

また、返礼品の品物や数の確認も忘れないようにしましょう。

参列者の接待をする

喪主は役割の作業を行いつつ、参列者への接待をするのもお仕事のひとつです。

参列者は喪主や遺族に対し、お悔やみの言葉や挨拶をしてくれるので、声をかけられたらその都度対応をしてください。

喪主として参列者に挨拶をする

葬式のプログラムの最中に、予め考えていた喪主の挨拶を行います。

感情的になってしまっても問題ありませんが、できるだけ落ち着いて、参列者への感謝の気持ちが伝えられるように心がけて挨拶しましょう。

通夜振る舞いを行う

焼香後もしくはお通夜終了後に、参列者と僧侶を会場の別室へ案内して、通夜振る舞いを行います。

葬儀社のスタッフが行ってくれる場合は、参列者への接待を行いましょう。

骨上げ後に骨壷と埋葬許可証を受け取る

告別式のあとは火葬場へ出棺され、ご遺体が荼毘にふされます。

火葬場へは基本的に遺族や親しい友人などの身内のみが同行するので、参列者への接待は不要です。

骨上げが終わったら、骨壷と埋葬許可証を受け取りましょう。

旦那の葬式が終わったら四十九日までにすることは法要やお墓の準備

旦那の葬式が終わっても、することがたくさんあります。

特に忌明けとなる四十九日まではするべきことが多いので、ひとつずつ順番に片付けていきましょう。

では、夫の葬式が終わったら四十九日までにすることを解説します。

葬儀費用の精算を行う

まずは葬儀費用の精算を行います。前払いの葬儀社もありますが、会食や返礼品は参列者の数によって金額が変化するので、まとめて請求できる後払いのケースが多いです。

支払期限はだいたい葬式終了後1週間程度なので、参列者から受け取った香典を費用の一部に充てるとよいでしょう。

なお、カード払いや分割払いができる葬儀社もあるので、現金の用意が難しい場合は契約前に確認しておくとよいです。

初七日法要や四十九日法要の準備をする

本来、法要は死者の行き先が決まる裁判が行われる7日ごとに行うものですが、近年では死後7日目の初七日や忌明けの四十九日のみに法要を行うケースが増えてきました。

7日ごとに法要を行うのが難しい場合は、初七日法要と四十九日法要だけで問題ありません。

法要の準備は基本的に喪主が自ら手配しなければならないので、場合によっては葬式よりも準備に時間がかかるかもしれません。

法要の準備ですることは以下の通りです。

  • 僧侶の手配
  • 会場(式場や寺院など)の手配
  • 返礼品の準備
  • 会食の準備
  • 僧侶や会場へ支払う費用の準備
  • 参列者への連絡

なお、初七日法要に関しては葬式当日に行う「繰り上げ法要」や「繰り込み法要」が主流になっています。

葬式当日に初七日法要を行う場合は、僧侶や会場はすでに手配されているので、改めて準備する必要はありません。

霊園やお墓のタイプを決めて依頼する

家族のお墓を持っていない場合は、お墓の準備も進めましょう。お墓は四十九日までに準備しておくのが一般的ですが、どうしても間に合わない場合は一周忌までに準備を済ませておけば良いです。

お墓を決めるときは、以下のポイントを抑えて希望をまとめると、後悔しないお墓選びができる可能性があがります。

  • 「一般墓(継承墓)」にするか「永代供養墓」にするか
  • 公営霊園にするか民営霊園にするか、それつも寺院墓地にするか
  • お墓のデザインはどうするか
  • どんな色のどんな模様の墓石を使うか

お墓が完成したらお参りの対象にするための儀式「開眼供養(魂入れ)」の手配を行いましょう。

ちなみに死後にお墓を準備する場合は、納骨と同時に開眼供養が行われるケースが多いので、納骨式とともに開眼供養の依頼も行いましょう。

旦那が死んだら葬式や法要の準備と同時に各種手続きも行う

旦那が死んだらすることは葬式や法要の準備だけではありません。

葬式や法要の準備と同時進行で、役場や各関係機関に申請するべき手続きも行います。

旦那が死んだらやらなければならない手続きについて、公的にもらえるお金の申請とともに解説します。

期限が決まっている手続き一覧

やらなければならない手続きの中には、期限が設けられているものがあります。期限を過ぎてしまわないように注意して手続きを進めましょう。

手続き手続きの内容期限(死後)
健康保険証の返却旦那が保険加入者の場合のみ必要。5日以内
死亡届の提出葬儀社に代行依頼可能。7日以内
火葬許可申請書の提出火葬を行う際に必ず必要な手続き。葬儀社に代行依頼可能。7日以内
年金の停止手続き(年金受給者死亡届の提出)旦那が年金受給者の場合は、受給権利がなくなるので、年金事務所へ死亡届へ提出する。日本年金機構にマイナンバー登録している場合は、手続きを省略できる。10日以内
未支給年金の請求年金受給者死亡届の提出と同時に行う。10日以内
世帯主の変更旦那が世帯主の場合は、各自治体の役場で世帯主変更を行う。世帯が自分ひとりの場合は省略できることもある。14日以内
健康保険証の返却旦那が国民健康保険加入者である場合、各自治体役場へ返却する。14日以内
準確定申告遺産を相続する場合、旦那の代わりに確定申告を行う必要がある。4ヶ月以内
相続税申告と納付遺産の金額が大きい場合、相続税を支払う必要がある。なお、相続税は軽減可能なので、遺産があるとわかった時点で税理士へ相談するのがおすすめ。10ヶ月以内

期限に余裕がある手続きは忘れやすいので、なるべく早めに済ませることがおすすめです。

期限が決まっていないが速やかに済ませるべき手続き一覧

期限は特に決まっていないものの、トラブルが起きたり不利な状況になる可能性が考えられるため、なるべく速やかに済ませるべき手続きもたくさんあります。

手続き手続きの内容
銀行への死亡手続き旦那が銀行口座を持っている場合、預貯金を遺産として相続するために死亡手続きを行う。
保険会社への保険金請求死亡保険金の受け取り請求を行う。
団体信用生命保険(団信)への加入の確認と保険金の受け取り旦那が住宅ローンの返済中で、なおかつ団信へ加入している場合、住宅ローンの残高を完済できる。
郵便物転送手続き
水道光熱費の名義変更
クレジットカードの解約
インターネットの解約、名義変更
その他、有料サービスの解約および名義変更
官民境界の確定測量(官民査定)所有地と公道の境界を明確にし、確定する手続き。土地売買や相続の際に必要。

特に有料サービスの解約は忘れやすい手続きなので、不要なサービスは支払いが発生してしまう前に速やかに解約を進めましょう。

公的にもらえるお金の申請手続き一覧

旦那が死んだら地方自治体や国から公的にお金がもらえる場合があります。期限が決まっている手続きもあるので、忘れないようになるべく早めに手続きを済ませましょう。

手続き手続きの内容期限(死後)
葬祭費・埋葬料の請求旦那が加入していた健康保険や、各自治体の窓口で請求可能。葬儀の翌日から2年
高額医療費の請求旦那の医療費が高額だった場合、加入先の健康保険窓口で請求可能。2年以内
死亡一時金の請求旦那が定められた要件を満たす第1号被保険者である場合、保険料納付済期間に応じて一定の金額が支給される制度。住所地の区市町村役場の窓口で請求可能。2年以内
遺族年金の請求もらえる金額や期間は人によって異なるが、年金事務所などの窓口で請求可能。5年以内
寡婦年金の請求旦那が第1号被保険者であり、なおかつ保険料納付期間と保険料免除期間が合計10年以上ある場合、婚姻関係が10年以上維持していている妻に対して60~65歳まで支払われる年金。年金事務所などの窓口で請求可能。5年以内

加入している保険や団体によって、ほかにも公的にもらえるお金がある可能性があるので、まずは旦那がどんな保険や団体に加入していたか把握するところから始めましょう。

旦那が死んだら喪主となって葬式や法要の準備とともに各申請をすること

旦那が死んだらすることは、まず葬式の喪主となって準備を進めることです。

喪主は葬式だけでなく法要の中心にもなるので、葬式が終わっても儀式の準備は続きます。

さらに、葬式や法要の準備とともに各申請を済ませる必要もあります。申請の内容によっては明確な期限が設けられている場合があるので、期限に注意してなるべく速やかに必要な手続きを片付けていきましょう。

なお、葬式の準備や手続きの内容によっては、葬儀社や税理士、行政書士などに代行依頼することも可能なので、難しく面倒な部分は代行してもらうことを検討するとよいでしょう。

著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
葬儀のデスクは、お葬式に関するよき相談サイトです。
消費者には「分かりやすい 相談役」として、葬儀社さまには「最高コスパの集客方法」としてご利用いただいてます。

おすすめの記事

今月のピックアップ記事