遺品整理を特殊清掃業者に依頼する場合の手順を解説

投稿:2021-04-05
遺品整理を特殊清掃業者に依頼する場合の手順を解説

孤独死や自殺などがあった部屋は、ご遺体の発見が遅れ汚れや腐敗臭が充満しています。さらに、遺品も多く掃除と遺品整理を同時に行わなければならないケースも多いでしょう。

ただ故人の私物を整理するだけなら遺品整理業者に依頼するだけで問題ありませんが、汚染された現場の清掃と遺品整理を同時に行う場合は、特殊清掃に依頼するのが一般的です。

ただし滞りなく進めるために、直接業者に依頼する前にやらなくてはならないことがあります。

遺品整理を特殊清掃に依頼する場合の手順について解説します。

特殊清掃の内容と遺品整理との違いとは

遺体の発見が遅れ、汚染された現場の遺品整理をする場合は特殊清掃業者に依頼するのが一般的です。

特殊清掃とはどのような清掃なのか、通常の遺品整理との違いについて解説します。

特殊清掃とは遺体の発見が遅れた現場を現状復旧すること

特殊清掃とは清掃業のひとつで、事件現場清掃業とも呼ばれます。事件や事故、自殺、変死、孤独死などによって発見が遅れ、遺体の腐敗や腐乱が進み汚染された現場の原状復旧作業を行う清掃業です。

特殊清掃業者が直接遺体を片付けるケースは稀で、基本的には遺体を片付けた後に残った血液や体液、肉片の除去、死臭や腐乱臭の消臭、害虫駆除、感染症予防のための消毒などを行います。

また、現場の残置物(遺品)の処理や、場合によって解体工事や原状回復工事などを行うことも。

特殊清掃は専門性が高いサービスで、高度な知識やスキルが求められます。また、緊急性が高い場合が多いので、365日24時間受付可能な業者が多いです。

遺品整理は故人の私物を整理すること

遺品整理は特殊清掃と混同されやすいですが、サービス内容や専門性、求められるスキルや知識が全く異なります。

遺品整理は文字通り、遺品を整理するサービスなので、汚染された現場の現状復旧作業は行いません。

遺品整理業者のサービス内容は、主に遺品の仕分け、分別、搬出、処分です。掃き掃除や拭き掃除など最低限の清掃は行いますが、特殊清掃のように専門性が求められる清掃は行いません。

特殊清掃は遺品整理も行っている

特殊清掃業者は特殊清掃だけでなく、遺品整理も行っています。具体的な特殊清掃のサービス内容は以下のようなものがあります。

消臭、殺菌、汚れ落とし

遺体のあった場所の汚れや臭いを除去します。体液が付着した布団や家具なども処分し、専門の機器や薬品を使って徹底的に消臭・殺菌を行います。

害虫駆除

遺体から出た体液は、ハエやウジ、ゴキブリなどの害虫を発生させます。害虫が外部に出ないように細心の注意を払いながら、殺虫剤を使って完璧に害虫を駆除します。

現状復旧工事(リフォーム)

体液が染み付いて落とせない床や壁を新しいものに張り替えたり、石膏ボードや床板自体を交換したりします。

遺品整理

故人の遺品を仕分け・分別します。臭いや汚れが付いた家具や持ち物は、綺麗にしながら遺品整理を進めます。場合によっては遺品の供養も行います。

特殊清掃に遺品整理を依頼する場合、遺品整理の内容自体は変わりません。しかし、特殊清掃のサービスと付随した形式で提供されるので、料金もその分加算されます。

特殊清掃が必要ない場合は、遺品整理業者に遺品整理を依頼するとよいでしょう。

遺品整理を特殊清掃に依頼する手順を解説

遺品整理を特殊清掃に依頼する手順を解説

遺品整理を特殊清掃に依頼する場合、直接業者に連絡を入れる前にやらなければならないことがあります。

実際に遺品整理を特殊清掃に依頼する場合の手順を解説します。現場の状況によって手順が多少異なるので、状況に応じて対応しましょう。

ご遺体が残っている場合は警察へ連絡する

現場にご遺体が残っている場合、事件性の有無や死因の特定などを行うため、まずは必ず警察に連絡をする必要があります。

警察の検視が終わるまで、現場はいじらずにそのままにしておきましょう。

物件を管理している不動産会社や大家へ連絡を入れる

賃貸物件の場合、警察の検視が終わっている状態、もしくは遺体がすでに搬送されている状態になったら、物件を管理している不動産会社や大家に連絡を入れましょう。

どの程度まで復旧作業を行うか、どこを修復するか、現状復旧の線引をしっかり相談します。

汚染された現場は害虫や腐敗臭が発生していたり、体液が広範囲に散らかっている可能性があるので、入室する際はゴム手袋やマスクをつけて、周囲のものに触れないように気をつけましょう。

複数の特殊清掃業者に現場の清掃と遺品整理の見積もりを依頼する

現状復旧をどこまで行うか決めたら、特殊清掃業者に見積をお願いしましょう。連絡をする際に現場の状態と、どこまで修復するかを伝えます。

ただし、電話やメールだけでは的確に伝えるのは難しいので、必ず訪問見積もりをお願いしましょう。また、電話やメールのみで契約を進めようとする業者は避けた方が良いです。

よりよいプランの業者を選ぶために、見積もりは一社ではなく複数の業者にお願いして比較することをおすすめします。

見積もりが出たら業者を決めて契約をする

見積もりを複数の業者に出してもらったら、最も作業内容と金額が魅力的な業者に依頼をしましょう。

なるべく早く業者を決めたい場合は、1回で複数の業者に見積もりをお願いできるサービスを利用すると便利です。

業者を決めたら契約を交わし、実際の作業に移ります。作業が完了したら業者と一緒に現場を確認し、料金を支払います。

物件の管理者への連絡は、現場確認の際に行ってください。

管理者と一緒に現場確認を行わない場合は、確認終了後に結果を報告しましょう。

遺品整理を特殊清掃に依頼する場合は複数の業者を比較する

汚染された現場の遺品整理は、遺品整理業者ではなく特殊清掃業者にお願いしましょう。

依頼をする場合は、警察や物件の管理者などに連絡してから、複数の業者に見積もりを出してもらった方が良いです。

残念ながら、あまり対応がよくない業者もいるので、必要以上に料金を取られてしまわないためにも、見積もりは必ず複数の業者に依頼しましょう。

著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
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