葬儀はどこで執り行う?場所の種類と選び方のポイント

投稿:2025-02-20
葬儀はどこで執り行う?場所の種類と選び方のポイント

葬儀は執り行う場所によって、全体の雰囲気や進行が大きく変わります。希望する葬儀形式がある場合は、対応できる場所を選ばなければなりません。

葬儀はどこで行うことができるのか、それぞれの特徴と、場所選びのポイントを解説します。

葬儀を行う場所の種類

葬儀を行う場所の種類

葬儀を行う場所にはさまざまな選択肢があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

火葬場

火葬場は、遺体を火葬するための施設であり、近年では火葬のみを行う「火葬式」も増えています。火葬場で葬儀を行う場合、そのまま火葬に移されるため移動の手間が省けます。

特徴火葬場でそのまま告別式やお別れ会を行うことが可能。
火葬専用施設として設備が整っている。
メリット移動が不要なため、高齢者や体が不自由な参列者への負担が軽減される。
費用が比較的安価に抑えられる。
短時間で進行できる。
デメリット簡素な形式になりやすく、一般的な葬儀に比べて儀式性が低い。
宗教的な儀式には対応しづらい場合がある。

火葬場は葬儀場よりも数が圧倒的に少ないため、希望する日時に予約が取れるか確認することを忘れないようにしましょう。また、告別式も希望する場合は、施設内で実施できるか事前に確認してください。

葬儀場

葬儀場は、専門的な設備やサービスを備えた施設です。規模や形式に応じて柔軟に対応できるため、基本的には葬儀場を選ぶケースが多いです。

また、葬儀場には大きくわけて民営と公営の2種類があります。それぞれの特徴についてご紹介します。

民営の葬儀場

民営の葬儀場は、民間企業や寺院などによって運営されています。設備が充実しており、利用者の希望に合わせた柔軟な対応が可能です。

特徴宗教や宗派を問わず利用が可能の場合が多い
設備やサービス内容が充実している
メリット大規模な式にも対応できる広い会場が多い。
予約が取りやすい
親族控室や安置室など付帯設備が整っている
デメリット公営斎場と比較すると費用が高め
火葬場が併設されていない場合は移動が必要になる

企業によって料金やサービス内容が細かく違うため、費用の内訳を明確に確認してください。提供されるサービス内容(祭壇設営、進行のサポートなど)を事前にチェックすることも忘れずに。

公営の葬儀場

公営の葬儀場は、市町村など自治体によって運営されています。地域住民であれば低価格で利用できることから、多くの人々に利用されています。

特徴地域住民向けに提供されている公共施設
火葬場を併設している場合も多い
メリット利用料金が安価で経済的負担が少ない
火葬から告別式まで一貫して行える施設もある
デメリット地域住民以外は利用できない場合や追加料金が発生する場合がある
利用希望者が多いため予約が取りづらいこともある

公営を選ぶ際は利用対象者(故人が地域住民かどうか)を確認してください。比較的に予約が取りづらいため、予約状況や日程調整について早めに問い合わせましょう。

斎場

斎場は、一般的に「通夜」「告別式」「火葬」を一貫して行える施設として知られています。設備面では葬儀場と似ていますが、火葬場併設型の場合も多く、移動の手間を省ける点で利便性があります。

特徴通夜から火葬まで一貫して対応が可能。
公営斎場と民営斎場が存在する
メリット火葬場との移動時間を短縮できる
宗教・宗派を問わず利用が可能な施設も多い
親族控室などの付帯設備も充実している場合が多い
デメリット公営の場合は予約状況によって希望日時で利用できないこともある。
民営の場合は、公営より費用が高額になる傾向にある。

選ぶ際は、葬儀場と同様にサービス内容や費用の内訳、アフタフォローの有無など細かな部分までよく確認してください。

寺院

寺院は仏教式の伝統的な形式で執り行いたい場合によく選ばれる場所です。檀家であれば優先的に利用できるケースがあります。

特徴仏教式の儀式に特化した施設として利用される。
檀家以外でも利用が可能な寺院も存在する
メリット厳かな雰囲気で伝統的な仏教式を執り行える
菩提寺の場合、納骨までスムーズに進められる
デメリット檀家以外の場合、利用料が割高になることもある。
寺院によっては収容人数や設備面で制約がある。

利用したい場合は、まずはじめに檀家以外でも利用が可能か確認してください。寺院内で通夜から告別式まで行えるかの確認も忘れないようにしましょう。

自宅

自宅で行う葬儀は昔ながらの形式ですが、現在でも地域によっては一般的です。故人との思い出深い場所から送り出したいという理由で選ばれることがあります

特徴故人宅または親族宅で執り行う形式。
メリットアットホームな雰囲気で故人とのお別れを演出できる
会場費が不要のため、費用負担を抑えられる場合が多い
故人と過ごす時間を長く確保できる
デメリット参列者数によってはスペースが不足する可能性もあり。
近隣住民への配慮(騒音・駐車スペース)が必要となる。
自宅安置の場合は、ご遺体の管理を遺族で行う必要がある。

自宅で葬儀を行いたい場合は、周辺環境(駐車スペース・近隣への配慮)を考慮してください。なお、棺を搬入できない場合は自宅での葬儀を行えないので注意しましょう。

会場設営費用(テント・椅子のレンタルなど)が発生する場合もあるため、事前確認必須です。

その他(集会所、ホテルなど)

集会所、公民館、ホテルなども選択肢として挙げられます。それぞれに独自の特徴がありますので、希望する形式や規模に応じて選びましょう。

集会所・公民館地域密着型で費用負担を抑えたい場合には適している。ただし内装や設備面では専門施設より簡素になるケースが多い。また自治体によって使用条件や制限があるため注意
ホテル著名人や会社役員など、大規模な参列者数を想定した場合にはホテルがおすすめ。高級感のある空間で、高いホスピタリティサービスを提供してくれるので、遺族・参列者双方への配慮できる。ただし費用面では高額になる傾向があるため、予算との兼ね合いも重要。

葬儀の場所を選ぶポイント

葬儀の場所を選ぶポイント

葬儀の場所を選ぶ際には、さまざまな要素を考慮する必要があります。希望する葬儀に適した場所を選ぶ際のポイントを解説します。

参列者の人数と規模を考慮する

参列者の数が多いほど、葬儀の規模は大きくなります。会場の広さによって、収容人数が異なるため、場所を選ぶ際は参列者の人数と規模を必ず考慮してください。

家族葬や直葬など少人数で行う場合は、小規模な斎場や自宅で問題ありません。しかし、一般葬や社葬など、多くの参列者が見込まれる場合は、収容人数の多い広い会場を用意しましょう。

また、会場を選ぶ際は収容人数だけでなく、控室や待合室の広さも確認すると、より失敗しにくいです。

予算に合わせて選ぶ

葬儀の費用は場所によって大きく異なるため、経済的な負担を考慮して予算に合わせて選びましょう。

基本的には、民営よりも公営の施設の方が利用料金が安価です。ただし、予約を取りづらいケースが多いため、予算を多く出せない場合は、小規模会場で執り行う民間の低価格プランを検討するのもおすすめです。

費用は会場使用料だけでなく、祭壇設置費用や音響設備使用料など追加料金が発生する場合もあるため、見積書は細かく確認しましょう。

相見積もりを取ることで、複数の施設を比較しながら適正な価格を把握できます。

アクセスの利便性を考慮する

参列者全員がスムーズに会場へ到着できるよう、アクセス面も考慮しましょう。とくに高齢者や遠方から来る参列者への配慮は優先すべき点です。

自家用車で来場する参列者が多い場合は、十分な駐車スペースが確保されている施設を選びましょう。駐車可能台数が少ない場合は近隣の有料駐車場も調べておくとよいでしょう。

また、火葬場まで移動する必要がある場合、葬儀会場からの距離も考慮してください。火葬場から遠いと移動時間や費用が増えるだけでなく、高齢者には移動自体が負担となる可能性があります。

宗教・宗派に合った場所を選ぶ

宗教や宗派によって求められる設備や対応内容は異なるため、対応できる施設かどうかを確認することも大切です。

仏教式寺院で行うケースも多いが、最もポピュラーな形式のため斎場や葬儀場でも基本的に対応できる。ただし、お経や焼香など特定の儀式に対応できるかどうか事前に確認すること
神道式神棚や祭壇設置など独自の形式があるため、対応できる施設かどうか要確認。また、神職者との連携も必要に。
キリスト教式チャペル風の会場や音響設備(賛美歌演奏など)が整っている施設がおすすめ。一部の民営斎場ではキリスト教式専用プランを提供している場合もある。

葬儀場所に関するよくある質問

葬儀場所に関するよくある質問

葬儀場所に関するよくある質問と、その回答をご紹介します。

葬儀場所を親族に聞く場合のマナー

親族に葬儀場所について尋ねる際には、相手への配慮が欠かせません。以下の点に注意して聞きましょう。

電話の場合簡潔かつ丁寧な言葉遣いで尋ねる。
例:ご多忙中恐れ入りますが、〇〇様とのお別れ会についてお伺いしたいことがあります。
メール・SNSの場合文章は簡潔ながらも礼儀正しく記載する。無駄な雑談は不要。
例:突然のお伺い失礼いたします。〇〇様のお別れ会について詳細をご教示いただけますでしょうか。

葬儀場所が決まらない場合の対処法

葬儀を行う場所が決まらない場合は、葬儀場の検索サービスを使うことをおすすめします。希望条件をリストアップし、絶対に外せない条件を中心に検索して候補を決めましょう。

事前に準備ができるならば、複数の場所に生前相談をすることもおすすめです。生前相談は無料でできるうえに、生きているうちに準備が進められるため、検討する時間も十分に確保できます。

予算が理由で葬儀場所を決められない場合は、葬儀ローンなどで分割払いを検討するのもおすすめです。

まとめ

葬儀場所は、多くの要素を考慮して選ぶ必要があります。参列者数や予算、アクセスの利便性、宗教・宗派への対応など、それぞれのポイントについて慎重に検討しましょう。

また、不明点や迷いがある場合には専門家への相談や家族間で話し合うことで解決策が見つかります。最適な場所選びで、後悔のない葬儀となるよう準備しましょう。

著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
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