みんなの海洋散骨なら4万円台で遺骨供養|サービス概要と料金を解説

投稿:2021-04-06
みんなの海洋散骨なら4万円台で遺骨供養|サービス概要と料金を解説

従来は「遺骨はお墓に入れて代々守り継がれていくもの」という考えが主流でした。しかし現在は、葬儀や遺骨供養に対する考え方が多様化し、家のお墓を持たない人も増えています。

多様化する中で注目されつつあるのが海に散骨する「海洋散骨」です。

海洋散骨は遺族が自力で行うことも可能ですが、さまざまな自治体のルールがあるうえに、準備の手間と負担が多いため業者に依頼するのがおすすめです。

海洋散骨に対応している業者はさまざまですが、好きな場所に散骨してもらいたいという希望があるなら、全国の海に対応した業者を選ぶとよいでしょう。

4万円台で遺骨供養が可能で全国の海に対応している「みんなの海洋散骨」の、サービス概要と料金について解説します。

みんなの海洋散骨
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海に眠り地球とひとつになる「海洋散骨」とは

数ある遺骨供養の方法の中から、注目を集めつつあるのが「海洋散骨」です。

海洋散骨とはどのような散骨方法なのか、注目されている理由とともに解説します。

海洋散骨とは海に粉骨した遺骨を撒くこと

お墓を立てずに遺骨を細かくして、海や山に撒くことを「散骨」と言います。

散骨できる場所は海や山などの自然の中以外に、散骨専用のエリアを設けている施設などがあります。

そして「海洋散骨」とは、文字通り海に粉骨した遺骨を撒くことです。

海に思い入れがある人や、お墓を持つことにこだわりがない人、生命の源である海に還り地球とひとつになって眠りたい人などが生前に希望し、遺族によって執り行われます。

少子高齢化の影響などで海洋散骨が注目されつつある

海洋散骨を希望する理由は人それぞれ違いますが、近年は少子高齢化の影響で注目度が高まりつつあります。

かつては死んだら家族とともにお墓に入り、代々引き継ぐことが当たり前とされてきました。

しかし、最近は葬儀や供養に対する考え方が多様化し、お墓を持つことが当たり前という思想も薄れています。

家系や一族といった、親族の大きな集合体の概念そのものが希薄化していると同時に、供養方法の常識も少しずつ変化しています。

そして「少子高齢化によってお墓の後継者がいない」「遺された家族にお墓を管理する手間や負担をかけたくない」などの理由で、数ある遺骨供養の選択肢のひとつとして海洋散骨を希望する人が増加しました。

海洋散骨のメリットはお墓が必要ないことです。

お墓を持たないことで、遺された親族にお参りや維持のための時間や労力をかけさせる必要がなくなります。

またお墓を持っていない人は新しく建てる必要がないので、金銭的な負担を最小限に抑えられるメリットも。

親族の負担を減らすために永代供養を依頼したり、後継者や金銭的な理由から納骨堂や合同墓などを選んだりするケースが実際に増えており、海洋散骨も現代のニーズに合った供養方法のひとつだと言えるでしょう。

みんなの海洋散骨
公式サイト

海洋散骨は違法ではないが禁止している自治体もある

海や河川にゴミを捨てる行為は違法ですが、海洋散骨に関しては違法ではありません。

まず「墓地、埋葬に関する法律(墓埋法)」によって、遺骨を墓地以外の区域で埋葬してはいけないと定められています。

第4条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。

そのため海洋散骨も違法ではないかと思われやすいですが、法律の対象となっているのは地中に遺骨を埋める「埋葬」の場合なので、散骨に関しては規制されていません。

ただし刑法で「死体損壊・遺棄罪」が定められているので、遺骨をそのまま散骨すると違法になります。

そのため、散骨する際はパウダー状になるまで粉骨する必要があります。

第百九十条 死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。

1991年に発足した「葬送の自由をすすめる会」によると、法務省は非公式ではあるものの「節度を守った散骨であれば違法ではない」と見解している公表しています。

しかし、法務省はこのような非公式見解を出したことはないと否定。

法務省によると散骨が違法になるかどうかは、ほかの省庁で所管している法律も関わってくるので、最終的には裁判所が決めることであるとしています。法務省としては散骨を適法と言い切れるわけでもなければ、違法と強く認識してるわけでもないようです。

一方「墓地、埋葬に関する法律」を所管する厚生労働省によると、散骨は法律の対象外であるとしています。

「現在行われている散骨は、『遺族が故人の遺志を尊重して、公共の福祉に反しない形で、節度を持って行われている』と聞いている。であれば一般的に墓埋法とは関係ないことになる」

そもそも刑法や墓埋法が制定された当時は、散骨を全く想定していなかった時代だったため、散骨を規制する項目が設けられませんでした。

要するに、散骨は規制されていないので明確に法に触れるわけではなく、節度を守って行えば罪に問われることはないということです。

ただし自治体によっては条例で散骨を規制しているケースもああるので、自治体への確認は必須です。

海洋散骨は自力でも可能だが業者に依頼するのがおすすめ

海洋散骨は遺族が自力で行うことが可能です。

ただし、散骨できる場所まで船を出す必要があるうえに、粉骨も自分たちで行わなければなりません。

手間や負担はもちろんですが、場合によっては高額な費用が必要になることも。

さらに自治体によって条例やルールが違うので、自分たちで確認をしてから必要に応じて届け出の提出や許可をもらわなければいけません。

よりスムーズで適切に海洋散骨を行うのであれば、やはり業者に依頼するのがおすすめです。

業者へ依頼すれば手間や負担が減らせるうえに、費用を抑えることも可能です。さらに、適切に海洋散骨してもらえるので条例や法律に触れることなく安心できます。

全国の海に対応「みんなの海洋散骨」のサービス概要と料金を解説

全国の海に対応「みんなの海洋散骨」のサービス概要と料金を解説

海洋散骨を行っている業者の中でも、リーズナブルでありながら柔軟な対応をしてもらえることで支持を得ているのが「みんなの海洋散骨」です。

「みんなの海洋散骨」では4万円台から供養が可能ですが、どのようなサービスを提供しているのでしょうか?

みんなの海洋散骨のサービス概要と料金を解説します。

みんなの海洋散骨とは遺族とともに海に出て散骨できるサービス

「みんなの海洋散骨」は株式会社Aクルーズが提供している、海での散骨を専門にしたサービスです。

海洋散骨サービスを提供している業者によっては、代行のみで遺族は同行できないケースがありますが、みんなの海洋散骨は遺族とともに海に出て散骨できます。

みんなの海洋散骨が提供しているサービスは以下の通りです。

  • 粉骨
  • 献花、献酒、献水
  • 号鐘、黙祷
  • 散骨証明書発行
  • 散骨風景写真
  • 遺族の同行
  • 散骨セレモニーの開催
  • メモリアルDVD制作など

※プランやオプションによってサービス内容が異なります。

海洋散骨の実績も多いので、安心して任せられるサービスだと言えるでしょう。

散骨できるエリアは北海道から沖縄まで全国に対応

みんなの海洋散骨の大きな特徴のひとつが、北海道から沖縄まで全国28の海域で散骨が行えることです。

ただし、出港場所によっては遺族とともに散骨する「乗船」のみで、代行に対応していないケースもあるので申し込む前に確認しておくことをおすすめします。

  • 北海道(乗船・代行):小樽色内・函館港町
  • 宮城(乗船):塩釜市港町
  • 新潟(乗船):新潟市中央区
  • 千葉(乗船・代行):千葉市中央港
  • 東京(乗船・代行):江東区夢の島・青梅
  • 神奈川(乗船・代行):沢市片瀬海岸(湘南エリア)、三浦郡葉山町(葉山エリア)、横浜市みなとみらい(横浜エリア)
  • 静岡(乗船・代行):沼津市千本港町
  • 伊勢志摩(乗船・代行):志摩市阿児町・鳥羽市鳥羽
  • 富山(乗船・代行):射水市海竜
  • 福井(乗船・代行):大飯郡高浜町
  • 京都(乗船):舞鶴市青井
  • 大阪(乗船・代行):大阪市此花区
  • 兵庫(乗船・代行):神戸市中央区
  • 和歌山(乗船・代行):西牟婁郡白浜町
  • 徳島(乗船):徳島市川内町
  • 高知(乗船):香南市吉川町
  • 愛媛(乗船・代行):今治市片原町
  • 香川(乗船):高松市サンポート
  • 岡山(乗船・代行):瀬戸内市牛窓町
  • 広島(乗船・代行):尾道市土堂
  • 島根(乗船):松江市島根町
  • 鳥取(乗船):岩美郡岩美町
  • 山口(乗船・代行):萩市須佐・長門市仙崎祇園町・大島郡周防大島町
  • 福岡(乗船・代行):福岡市西区
  • 宮崎(乗船・代行):日南市南郷町
  • 熊本(乗船・代行):上天草市松島町
  • 鹿児島(乗船・代行):鹿児島市七ツ島・本港新町
  • 沖縄本島(乗船・代行):宜野湾市真志喜・那覇市港町

みんなの海洋散骨の3つのプランと料金

みんなの海洋散骨では3つのプランを設けています。なお、エリアによっては選択できないプランもあるので、必ず問い合わせの際に確認をしてください。

プラン税込
価格
内容
代行委託散骨プラン44,000円海洋散骨を完全に代行してもらうプランで、遺族の同行は不可。
合同乗船散骨プラン132,000円数組の遺族やグループがひとつの船に乗り合わせて散骨するプラン。※3名以上から1人につき5,500円(税込)加算
貸切乗船散骨プラン242,000円身内だけで船を貸し切って散骨するプラン。セレモニーができるセミオーダが可能。
※9名以上から1人につき5,500円(税込)加算

みんなの海洋散骨の申し込みから散骨までの流れ・手順

みんなの海洋散骨で散骨を依頼する際の、申し込みから散骨の流れと手順を解説します。

まずは相談・見積もりを出してから遺骨を届ける

  1. 問い合わせ
  2. 相談・見積もり:希望の海域や日にち、乗船人数、プランなどを相談。
  3. 申し込み(契約):海洋散骨申込書、海洋散骨依頼書・同意書を記入し、郵送またはメールで送付して契約。
  4. 料金支払い
  5. 遺骨のお預かり:持ち込み、郵送、スタッフによる訪問引取が可能。
  6. 粉骨:細かくパウダー状にし、遺骨に含まれる発がん性物質「六価クロム」を還元剤により無害化。水溶性の紙袋で包装。

粉骨後に海洋散骨を行います。遺族が乗船する場合は、予め決まっている日程まで遺骨が保管されます。

散骨当日は献花や黙祷を行い、後日散骨証明書が発行される

散骨当日の流れはプランによって異なります。

  1. 出航場所へ集合・出港
    ※遺族が乗船するプランのみ、指定されている出港場所に集合
  2. 散骨海域へ到着
  3. 海洋散骨(お見送り)
    ※遺族が乗船する場合は自身の手で、代行の場合はクルーによってお見送り
  4. 献花・献酒・献水:色とりどりの花や個人が好きだった飲み物を手向ける
  5. 散骨海域を旋回
  6. 号鐘・黙祷
  7. 散骨証明書のお届け
    ※後日、風景写真やDVDとともに散骨証明書をお届け。

みんなの海洋散骨で散骨を依頼するメリットとデメリット

4万円台から安心して海洋散骨を依頼できる「みんなの海洋散骨」ですが、魅力的なメリットがたくさんある一方でデメリットもあります。

みんなの海洋散骨にはどのようなメリットとデメリットがあるのか解説します。

みんなの海洋散骨4つのメリット

海洋散骨を行っている業者の中でも、みんなの海洋散骨は遺族や個人の希望に柔軟に対応してもらえるメリットがあります。

みんなの海洋散骨の具体的なメリットをご紹介します。

1.全国の海域に対応している

海域を限定した業者が多い中で、みんなの海洋散骨は全国の海域に対応しています。

そのため、最寄りの海域はもちろんですが、思い入れや憧れのある希望の海域に散骨してもらうことができます。

例えば、北海道の人が「寒い場所は嫌だから」「南国に憧れているから」という理由で、沖縄での散骨を希望することが可能です。

2.ひとりずつ丁寧に散骨してもらえる

散骨の代行を委託する場合、複数の遺骨をまとめて散骨する業者が多い中で、みんなの海洋散骨はひとりずつ丁寧に散骨します。

3.安心安全な散骨の施行

みんなの海洋散骨では、海のルールやモラルに従って不定期航路事業の届出船舶を使用し、周囲の住民や環境に配慮した散骨を行っています。

そのため後のトラブルを気にせずに、安心して散骨を依頼できるでしょう。

4.オプションサービスが豊富

永代供養の代行や手元供養などのオプションサービスを豊富に取り揃えています。

墓じまいからの海洋散骨への手配も可能であり、墓じまいに関する相談も受け付けています。

また、全ての遺骨を粉骨して撒くのではなく、一部を手元に残すことも可能です。

みんなの海洋散骨のデメリット

みんなの海洋散骨にはさまざまなメリットがありますが、「地域密着型の業者ならさらにリーズナブルな価格で依頼できる」可能性があります。

みんなの海洋散骨は4万円台から依頼できますが、「東京湾のみ」「北海道のみ」など、地域を限定している業者の中には2万円以下で依頼できるケースも。

ただし、中には業界最安値を提示しておきながらも、オプション追加が前提で明確ではないケースや、丁寧に散骨してもらえない業者もあるため注意が必要です。

価格面だけを見ればさらに安く抑えられますが、安さだけで業者を選ぶのではなく、仕事の丁寧さや柔軟な対応などをきちんと比較することをおすすめします。

好きな海で散骨を希望なら「みんなの海洋散骨」がおすすめ

「みんなの海洋散骨」は全国の海域に対応しているので、遠く離れた憧れの海で散骨してもらえます。

海洋散骨を行っている業者の中には、さらに低価格でサービスを提供しているケースもありますが、柔軟に希望を対応してもらいたいならみんなの海洋散骨がおすすめです。

もちろん、故人や遺族の希望によって合う合わないがあるため、きちんと比較・検討することも大切なので、まずはしっかり相談してから選ぶことをおすすめします。

みんなの海洋散骨
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著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
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