喪主は誰がやる?役割や決め方、優先順位まで詳しく解説

投稿:2024-10-30
喪主は誰がやる?役割や決め方、優先順位まで詳しく解説

大切な人を亡くした際、葬儀を執り行うにあたって重要な役割を担うのが喪主です。

喪主の決定は、故人との関係性や家族の事情によって異なり、一概に決められるものではありません。

一般的な基準となる優先順位はあるものの、相続とは違い法律で定められているわけではないため、故人との関係や環境次第で喪主を決定するケースが多いです。

この記事では、喪主の役割や決め方、優先順位について詳しく解説するとともに、喪主を決める際の注意点や抑えておくべきマナーなどもご紹介します。

もしものときに備えて、喪主についての知識を深めておきましょう。

喪主とは?

喪主とは?

喪主とは、葬儀を執り行う際の主催者であり、遺族を代表する立場の人物を指します。葬儀全般の取りまとめ役として、さまざまな役割と責任を担う立場の人です。

喪主は、故人との関係性や家族の状況などを考慮して決定されます。

喪主の主な役割

喪主の主な役割は葬儀の手配です。葬儀の全体的な流れを決定し、葬儀社との打ち合わせや、式の内容の決定などを行います。

  • 葬儀社の選定と契約
  • 葬儀の日程や場所の決定
  • 葬儀の形式(一般葬、家族葬など)の選択
  • 祭壇や供花の手配
  • 僧侶や司祭の手配
  • 参列者への対応

なお、喪主は葬儀後も、四十九日や一周忌などの手続きを行います。また、墓石の建立や納骨の手配も行うため、葬儀後もさまざまな仏事を決定・実行しなくてはなりません。

喪主と施主の違い

喪主と施主は混同されることがありますが、それぞれ異なる役割を持っています。

喪主葬儀の主催者であり、遺族を代表する立場の人物。葬儀の進行や参列者への対応など、葬儀全般の取りまとめ役を務める。
施主葬儀の費用を負担する人物のこと。一般的には、喪主が施主を兼ねることが多いが、状況によっては別の人物が施主となることもある。

喪主と施主を分けることで、葬儀の進行と費用管理を分担し喪主の負担を軽減できるメリットがあります。

喪主の負担が大きい場合は、役割を分担することも視野に入れましょう。

喪主は誰がやる?決めるときの優先順位

喪主は誰がやる?決めるときの優先順位

喪主を誰が務めるべきなのかについては法的なルールは一切ありません。

基準となる順序はありますが、故人との関係性や遺族間の話し合いで決定されることが多いです。

喪主を決めるときの優先順位
1.配偶者
2.子供
3.両親
4.兄弟姉妹
5.その
他の親族
6.友人・知人

そして、優先順位自体も故人との関係性や家族構成によって変動することがあります。

1.配偶者

最も一般的なのは、故人の配偶者が喪主を務めるケースです。夫婦は最も身近な関係であり、故人の意思や希望を最もよく理解していると考えられるためです。

ただし、配偶者が高齢だったり病気で喪主を務めることが難しかったりする場合は、子供が代わりに務めることもあります。

2.子供

配偶者がいない場合や、配偶者が喪主を務めることが難しい場合は、子供が喪主となることが多いです。子供の中の優先順位は、一般的には以下の順序が基準となります。

  1. 長男
  2. 次男以降の直系の男性
  3. 長女
  4. 長女以降の直系の女性

近年では、性別にこだわらず、家族の状況や意向に合わせて女性が喪主を務めるケースも増えています。

3.両親

故人に配偶者も子供もいない場合、または故人が若くして亡くなった場合は、両親が喪主を務めます。

通常は父親が喪主となりますが、母親が務めるケースもあります。

4.兄弟姉妹

両親もいない場合は、兄弟姉妹の中から喪主を選ぶことになります。

一般的には、年齢順で上の人から優先されますが、故人との親密度や家族の事情によって変わることもあります。

5.その他の親族

直系の親族がいない場合は、叔父叔母や従兄弟など、より遠い親族が喪主を務めることもあります。

6.友人・知人

稀なケースですが、親族がいない場合や故人の遺言によっては、親しい友人や知人が喪主を務めることもあります。

例えば、長年世話になった恩師や、生涯の友人などが該当します。

優先順位が変わるケース

優先順位が変わるケース

喪主の優先順位は、さまざまな要因によって変わる可能性があります。優先順位が変わる主なケースをご紹介します。

配偶者が高齢や病気の場合

配偶者が喪主を務めるのが一般的ですが、配偶者が高齢であったり、病気で体調が優れなかったりする場合は、子供が代わりに務めることがあります。

子供がいない場合

子供がいない場合、一般的に、親、兄弟姉妹の順で検討されます。

例えば、故人の両親がすでに高齢で葬儀の準備や進行に関わることが難しい場合は、兄弟姉妹の中から最も適任者を選ぶことになるでしょう。

遺言書による指定

優先順位とは別に、故人が遺言書で特定の人物を喪主として指定している場合は、指定通りに従うことが一般的です。

遺言書による指定は、以下のような場合に行われることがあります。

  • 家族関係が複雑で、通常の優先順位では決定が難しい場合
  • 故人が生前から特定の人物に葬儀を任せたいと考えていた場合
  • 宗教的な理由や家族の伝統がある場合

遺言書による指定がある場合、内容を尊重することが故人の最後の意思を汲み取ることになるため、できるだけ従うようにしましょう。

ただし、指定された人物が喪主の役割を果たすことが困難な場合は、家族間で話し合いを行い、適切な対応を検討してください。

故人とのつながりが深い人物

形式的な血縁関係よりも、実質的な関係性を重視して喪主を決定する場合は、血縁関係が近くなくても、故人とのつながりが深かった人が選ばれることもあります。

例えば長年同居していた人や生前の介護を担当していた人、故人の最後を看取った人などです。

喪主を決める際の注意点

喪主を決定する際には、いくつかの注意点があります。注意点に配慮することで、より適切な喪主の選定と、円滑な葬儀の執行が可能になるでしょう。

故人の意思を尊重する

故人の生前の希望があれば、意思を優先的に考慮した方がよいでしょう。

故人の意思や遺言書、またはエンディングノートなどに記載されている場合があるため、必ず確認してください。

また、「自分が死んだら長男に喪主を頼みたい」など、生前から喪主に関する発言があれば、それを尊重するとよいでしょう。

家族間の円満を心がける

喪主の決定は、家族間の関係に影響を与える可能性があるため、慎重に決めてください。

喪主を決める際は、家族全員が参加できる話し合いの場を設け、それぞれの意見を聞きましょう。

また、喪主はやるべきことが非常に多い立場のため、負担が集中しないように役割分担すると円満に収まりやすいです。

状況に応じて、複数人で喪主の役割を分担するなど、柔軟な対応を検討してください。

葬儀社のアドバイスを受ける

葬儀社は葬儀に関するプロです。喪主の選定に関する豊富な経験を持っているため、相談してみるのもよいでしょう。

葬儀社に相談する際は、以下のように家族の状況を詳しく説明するとより的確なアドバイスをもらえます。

  • 家族構成
  • 各家族と故人との関係性
  • 各家族の事情など

なお、葬儀社自体には決定権がないため、アドバイス通りに従う必要はありません。葬儀社のアドバイスは参考程度に留め、最終的な決定はきちんと家族間で行いましょう。

また、地域によっては喪主の選定に関する慣習が異なる場合があるため、地域特有の事情がないか確認することも忘れないようにしてください。

喪主の役割

喪主の役割

喪主は葬儀全般において中心的な役割を担います。喪主の主要な役割について詳しく解説します。

参列者への対応

喪主は、葬儀に参列する方々への対応を行います。

  • 受付で参列者へ挨拶
  • 弔問客への応対
  • 香典の受け取り
  • 式中の挨拶
  • 参列者のお見送り
  • お礼状の送付

参列者への感謝の気持ちを伝え、故人を偲ぶ場を整えることは喪主の重要な役割のひとつです。

葬儀進行の指揮

喪主は葬儀の進行をスムーズに進めるために、葬儀社や僧侶と連携を取りながら、葬儀全体を指揮します。

  • 式次第の確認:葬儀社と相談しながら式の流れを確認し、必要に応じて調整する
  • タイムスケジュールの管理:各段階の所要時間を把握し、全体の進行を管理する
  • 参列者への案内:式の進行に合わせて、参列者への案内や指示を行う
  • 突発的な事態への対応:予期せぬ事態が発生した場合、葬儀社と相談しながら適切に対応する
  • 遺族の統括:遺族全体の動きを把握し、必要に応じて指示を出す
  • 僧侶や司祭との連携:読経や祈りの時間など、宗教的な部分について僧侶や司祭と連携を取る

葬儀の滞りない進行は、参列者全員が故人を偲ぶ場を作るうえで非常に重要です。喪主は葬儀社と連携して、細やかな配慮と適切な判断を取り、葬儀全体をまとめましょう。

遺族のサポート

喪主は、悲しみの中にいる遺族を支え、葬儀に関する手続きや段取りをサポートします。

感情面のケアはもちろん、葬儀に関する情報の共有や、それぞれの状況を考慮して適切な役割分担を行ったり、遺族からの相談を受けるなどのサポートを行いましょう。

もしも負担が大きくなりすぎてしまい、遺族のサポートが難しい場合は葬儀社に相談し、負担をできるだけ減らすことも検討してください。

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喪主の具体的な仕事内容

喪主の具体的な仕事内容

喪主の仕事は多岐にわたります。ここでは喪主が行う具体的な仕事内容について詳しく解説します。

葬儀社の選定

葬儀社の選定は時間があまりない中、避けては通れない重要な仕事です。葬儀の質や費用に大きく影響するため、慎重に進めましょう。

葬儀社は24時間電話で相談できるため、希望の葬儀内容と規模を簡単に伝えて、少なくとも3社程度から見積もりを取ることをおすすめします。

見積もりを取ったうえで、以下の内容を中心に確認し、比較・検討してみるとよいでしょう。

サービス内容の確認基本プランに含まれるサービスと、オプションサービスの内容を詳細に確認
費用の透明性見積もりの内訳が明確で、追加費用の発生条件が明示されているかを確認
対応の丁寧さ問い合わせへの対応や説明の丁寧さを評価
実績と評判過去の実績やGoogleマップなどの口コミなどを参考に、信頼性を判断
地域性の考慮地域の慣習や文化に精通しているかを確認
柔軟性故人や遺族の要望に柔軟に対応できるかを確認

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葬儀の日程調整

葬儀の日程調整は、多くの人の予定を考慮する必要がある難しい仕事です。親族の都合や故人の関係者へ配慮したうえで日程を調整してください。

なお、宗教によっては葬儀を行える日に制約がある場合があるため、故人が特定の宗教や宗派に入信している場合は確認しましょう。

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葬儀内容の決定、準備

喪主は葬儀に関する以下のような項目について決定し、葬儀社とともに必要な準備を行います。

項目決定・準備内容
葬儀の形式一般葬、家族葬、社葬など、どの形式で行うか決める
通夜・告別式の内容式次第、読経の回数、弔辞の有無などを決める
祭壇の選択規模や デザイン、花の種類などを選ぶ
遺影の準備使用する遺影を選び、必要に応じて加工や拡大を依頼する
料理の手配精進落としの料理や、振る舞い酒の有無を決めて手配する
返礼品の選定参列者へのお返しとして渡す品を選ぶ
案内状の作成・送付葬儀の案内状を作成し、関係者に送付する
受付の準備参列者名簿の作成、受付用品の準備をする
弔電・供花の管理届いた弔電や供花の管理と、当日の展示方法を決める
喪服や装飾品の準備遺族の喪服や、祭壇に飾る装飾品を準備する

喪主は、上記のように多くの決定と準備を進める必要があります。

負担は大きいと思いますが、故人の人柄や遺族の思いが反映された、心のこもった葬儀を実現することが喪主の役割なので、最後まで責任を持って仕事をこなしましょう。

訃報の連絡

訃報の連絡はまず、連絡リストを作成することから始めるとスムーズです。親族はもちろん、規模によっては友人や職場関係者などにも連絡を入れます。

すべての関係者へ連絡することは難しいため、友人から友人へなど、人から人へつなげてもらうこともおすすめです。

連絡は電話やメールなど、すぐに返答がもらえる手段で行うとよりスムーズに進められます。

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通夜・告別式の挨拶

通夜や告別式での挨拶は、喪主が代表して行う重要な役割のひとつです。葬儀社と相談しながら事前に挨拶の内容を準備しましょう。

故人への想いはもちろんですが、参列者への感謝の言葉も忘れずに入れてください。また、長すぎる挨拶は避けて、3〜5分程度を目安に簡潔な挨拶を考えましょう。

香典の管理

受け取った香典は基本的に喪主が管理をします。喪主が管理する理由は、後日お礼状や返礼品を贈る必要があるからです。喪主が施主を兼ねている場合も多いため、お金の管理も基本的に喪主が行います。

香典を受け取った際に、氏名・金額・住所を記録する香典帳を作成するのも喪主の仕事です。

香典帳は香典返しの金額や、法要の案内状を出す際などの参考にします。

精算

葬儀終了後は葬儀費用の精算を行います。明細と葬儀前に受け取った見積もりを照らし合わせて、支払いの準備を行いましょう。

ちなみに、葬儀費用の支払いは現金だけでなくクレジットカードや分割払いなども選択可能です。経済状況に合わせて最適な支払い方法を選択してください。

なお、自治体や保険会社によっては葬儀費用に対して補助金を出してもらえる場合もあるため、領収書や明細はきちんと保管してください。

法要の手配

喪主が葬儀終了後もさまざまな仏事の手配を行わなければなりません。例えば、四十九日や一周忌などの法要の手配です。

宗教的な決まりや遺族の都合を考慮して法要の日程を決め、菩提寺や葬儀を行った寺院と連絡を取り、法要の内容や費用について相談します。

もちろん、法要に参列する遺族や親族への確認も忘れないようにしましょう。必要に応じて、法要後の食事も手配してください。

法要は故人を偲ぶ大切な機会であるため、遺志や遺族の思いを反映させながら、丁寧に手配を進めましょう。

喪主が抑えておくべき服装マナー

喪主は葬儀の中心的な役割を担うだけでなく、親族の代表者としての役割もあります。そのため、参列者やほかの親族の見本となるように、適切な服装のマナーを心得ておかなければなりません。

喪主がとくに抑えておくべき服装のマナーについて解説します。

正式な喪服を着用する

喪主は基本的に、正喪服または準喪服を着用します。

正喪服準喪服
男性黒の紋付羽織袴(和装)またはモーニングスーツ(洋装)ブラックスーツ
女性黒紋付の着物(和装)またはブラックフォーマル(洋装)ブラックフォーマル

喪服は基本的に光沢のない黒の服装を選んでください。靴下、靴、ベルトなどの小物類も黒で統一し、派手な装飾は避けましょう。

お通夜では、準喪服や略喪服でも問題ありませんが、喪主は参列者よりも格式の高い服装をすることが一般的です。近年では、動きやすさを考慮し、準喪服であるブラックスーツやブラックフォーマルを選ぶ人も多いです。

喪服の準備が難しい場合は、レンタルを利用して一式借りることを検討するのもよいでしょう。

アクセサリーをつける場合はシンプルなものを選ぶ

葬儀においてアクセサリーを付けること自体は問題ありませんが、できるだけシンプルなものを選んでください。

  • 時計:シンプルな黒や銀がおすすめ。派手な装飾のあるものは避ける
  • 結婚指輪:着用自体は問題ないが、目立たないものが望ましい。派手な場合は外したり隠したりする
  • その他の指輪:原則として着用を控えた方が無難
  • ネックレス:真珠の1連ネックレス
  • イヤリングやピアス:小さな真珠や黒のものなら問題ないが、できれば外した方が無難
  • タイピン:原則として着用を控えた方が無難
  • カフスボタン:シンプルな黒や銀のものを選ぶ

葬儀で着用するアクセサリーは最小限に抑えてください。もちろん、全く付けなくても問題ありません。

細かいマナーや周りの目が気になってしまう場合は、アクセサリーを付けずに参列するとよいでしょう。

ヘアスタイルは清潔感のある落ち着いた髪型にする

喪主は故人の次に参列者から注目される立場のため、髪はきちんと整えてください。

清潔感のあるシンプルで落ち着いた髪型が無難です。髪が長い場合は、男女問わずきちんとまとめてください。

華美な髪飾りは避け、装飾のない黒のヘアゴムやヘアピンを使用しましょう。

なお、男性の場合はヒゲを剃るかきちんと形を整えてください。

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喪主は誰がやる?決めるときによくある質問

喪主は誰がやる?決めるときによくある質問

喪主を決める際のよくある質問と回答をご紹介します。

父親が死んだら誰が喪主になりますか?

父親が亡くなった場合、一般的には以下の順序で喪主が決められることが多いです。

  1. 母親(父親の配偶者)
  2. 長男
  3. 次男以降の息子
  4. 長女
  5. 次女以降の娘

あくまで一般的な傾向であり、家族の事情や故人の意思によって変わることがあります。明確な決まりはないため、家族間でよく話し合って喪主を決めましょう。

子供が娘のみの場合は誰が喪主になりますか?

子供が娘のみの場合、一般的には以下のような順序で喪主が決められることが多いです。

  1. 配偶者(健在の場合)
  2. 長女
  3. 次女以降の娘

ただし、娘の年齢や家庭の状況、故人の生前の希望などによって変わる場合もあります。

喪主をやりたくない場合、長男でも拒否できますか?

長男は家族の代表者として名前が挙がりやすい立場ですが、法的に喪主を務める義務はありません。したがって、長男であっても喪主を拒否することは可能です。

ただし、突然の拒否は家族間の軋轢を生む可能性があります。事前に拒否したい理由を十分に説明し、家族間でしっかり話し合ってください。

喪主以外の形で葬儀に貢献する方法を提案するなど、建設的な態度を示すことで円満に話を進められるでしょう。

また、喪主を拒否する場合は、できるだけ早い段階で意思表示をしてください。葬儀の直前になって拒否をすると、葬儀社との連携も取りにくくなってしまい、余計な混乱を招く可能性があります。

長男が喪主を拒否する場合は、家族の気持ちを十分に考慮して丁寧に対応しましょう。

まとめ

喪主は葬儀や法要において大きな責任を伴う立場となりますが、同時に故人への最後の奉仕を精一杯努められる立場でもあります。

法的に定められた優先順位はないため、家族で十分に話し合い、適切な人物を選ぶとともに、選ばれた人物を家族全員でサポートしましょう。

また、喪主は負担が大きくなりやすいため、負担が集中しすぎないよう、役割分担を行うことも視野に入れてください。

喪主の役割は重要ですが、それ以上に大切なのは、故人を偲び、家族や親族、友人たちとともに悲しみを分かち合うことです。形式にとらわれすぎず、故人との思い出を大切にしながら、心のこもった葬儀を執り行うことが、最も重要な喪主の役割と言えるでしょう。

著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
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