二拝二拍手一拝と合掌はどう違う?二拝二拍手一拝の意味とやり方を完全解説

二拝二拍手一拝と合掌はどう違う?二拝二拍手一拝の意味とやり方を完全解説

神社を参拝する際に行う「二拝二拍手一拝」は、神様を敬い尊う気持ちを表すための動作です。

それに対し合掌はお寺で行うもので、端的にいうと相手に対する敬意を表するためのものとして伝えられています。

双方の違いはどこにあるのでしょうか?

二拝二拍手一拝と合掌の異なる点や、二拝二拍手一拝の正しい方法などを詳しく解説します。

神社では二拝二拍手一拝、お寺では合掌して礼拝する

神社で行う二拝二拍手一拝もお寺で行う合掌も、決まった礼拝方法です。作法は違えど共通するのは、敬意を表すこと。

では二つの間には、どんな違いが存在するのでしょうか?

二拝二拍手一拝は神様を敬う気持ちを表わす

二拝二拍手一拝は二礼二拍一礼とも言われます。一つひとつの動作に、神様を敬い敬う気持ちが込められいるのです。

より深く讃えるため神前でのお辞儀や拍手の回数を増やし「二礼四拍手一礼」を行う神社もありますが、反対に二拝二拍手一拝は神職が行う作法であり、一般の参拝客に強要するものではないとの考の神社もあります。

合掌には相手を敬う気持ちと成仏の願いが込められている

仏教はインドが発祥で、その礼拝方法もインド文化の影響を色濃く受けています。右手は仏様を、左手は生き物全てを象徴しており、両手を合わせることで両者が一つとなり、愛する人が無事成仏して欲しいという願いを表しているのです。

その他にも相手への敬意を表す挨拶として、日常的に人々の間で合掌が行われます。

日本においても感謝の気持ちを込めて食事の前後、謝罪の気持ちを込めて許しを請う際に日常的に合掌をしています。また、手紙に書かれた合掌も相手に対する敬意を込めた仏教の表現です。

手水舎での正しい手と口の清め方

神社でもお寺でも、礼拝前には手水舎で手水を用いて身を清める必要があります。正しい手順は以下の通りです。

  1. 右手で柄杓を持ち、水を汲んだら左手に水をかけます。
  2. 柄杓を左手に替え右手を清めます。
  3. もう一度右手で柄杓を持ち、水を左手で受けて口をゆすぎます。柄杓を直接口に持っていかずに、手で水を受けて口へ持っていきましょう。
  4. ゆすいだ後は飲み込まず、静かに吐き出します。
  5. 水を受けた左手を再度清め、柄杓を立てて持ち、残った水で洗い戻します。

なるべく最初に汲んだ水を使って全てを清めることが良いとされていますので、遠慮せずたっぷりすくいましょう。

二拝二拍手一拝の作法は近年作られた

二拝二拍手一拝の作法は近年作られた

日本の神道は縄文時代が起源とも言われるほど古いものですが、驚くことに二拝二拍手一拝の作法にはそこまで歴史はありません。

元々の作法が自由だったのは、その人の心を尊重するという考え方に基づいています。

その後1895年に伊藤博文がよく似た「一揖、再拝、二拍手、一揖」という作法を推奨していたのですが、1948年にできた神社祭式行事作法により広まり、様々な改定を経て現在の形となりました。

神様を敬う心と、行事や式が円滑に進められるよう経験を基に考慮され作られたのです。

二拝二拍手一拝の正しいやり方

形式より心を尊重する傾向にありますが、作法として確立されているものです。正しくお参りすることで、先人に敬意を示しましょう。

  1. 神社の入り口の鳥居をくぐる前に、まず一礼をします。
  2. 参道を通り本殿に向かいますが、真ん中は神様の通り道とされているため、どちらかの端を進みます。
  3. 手水舎で口と手を清めます。
  4. 本殿へ進み、賽銭箱に静かに置くようなイメージでお賽銭を入れ、鈴などがあれば鳴らしお参りをします。
  5. ここで二拝二拍手一拝しますが、お辞儀の角度は90度、柏手と呼ばれる拍手をします。右手を少し引き両手を合わせない状態で打ちましょう。この動作は神様と人はまだ一体ではなく、神様より一歩下がることで、神を敬い讃える心を表していると言われています。
  6. 再び参道を通る時も、端を通りましょう。
  7. 鳥居をくぐり外に出た後、一礼します。

神社によっては複数の神様が祀られているところも多くあります。その場合は主祭神からお参りするようにしましょう。御朱印は、お参り後にいただきます。

祈りごとをするタイミングは一礼を行う前

神社に参拝した時には、日ごろの感謝や決意表明、中には願い事をする方もいるでしょう。それらは、二拝二拍手一拝の一礼を行う前に、心の中で唱えてください。

合掌の正しいやり方

ただお堂で手を合わせることが合掌ではありません。礼拝のポイントは8つあります。

  1. お寺では山門に入る前に合掌した後、女性は右足、男性は左足で敷居をまたぎます。
  2. 俗世との境界である敷居は、踏まないように気を付けねばなりません。
  3. 手水舎で手口を清め終えたら、本殿に進みます。
  4. お寺に常香炉がある場合はお香を供え、お香の煙で体も清めます。
  5. 仏様にお参りする前のお賽銭は、投げるのではなく静かに入れましょう。
  6. 鈴があれば鳴らし、合掌します。
  7. 可能であればお経を唱え、最後に一礼して離れます。
  8. 山門を出た後、本堂に向かって一礼することを忘れないようにしましょう。

まとめ 神様への敬意をこめて二拝二拍手一拝を心がけよう

神社によって作法が異なるからといって、どんな礼拝でも良いわけではありません。参拝のために鳥居をくぐるところから全て、神様を敬うための一連の所作です。

日ごろの感謝を表わすためにも、ポイントを確認し正しくお参りしましょう。

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