百箇日法要のお布施相場・お供え物の手引き・基本的な進め方を解説

投稿:2021-12-21
百箇日法要のお布施相場・お供え物の手引き・基本的な進め方を解説

百箇日法要のお供え物の手引き

百箇日法要のお供え物の手引き

百箇日法要では、忌明け前の四十九日法要などと比較すると、お供えできるものの範囲が広がります。

百箇日法要ではどのようなものを供えるべきか解説します。

お供え物は生花や故人の好きなものなどが適している

百箇日法要は忌明け後に行われる法要なので、さまざまな物がお供えできるようになります。

百箇日法要で定番のお供え物は「お花」です。お花は故人が好きだった種類や、所縁のあるお花を選ぶとよいでしょう。なお、お花の色に決まりはありませんが、故人を偲ぶ場なので、白や淡い色のお花を混ぜて派手にならないようにしましょう。

また、お花以外で定番のお供え物はお茶、お菓子(和菓子や焼き菓子)、タオル、石鹸などです。もちろん、定番でよく選ばれるもの以外にも、故人が好きなものなどをお供えしても問題ありません。

ただし、お花をお供えするときと同様に、派手にならないようにシンプルな色合いのものを選びましょう。

肉や魚は殺生に繋がるので避けるべき

百箇日法要ではお供えできるものの種類の範囲が広がりますが、肉や魚は殺生に繋がるため、故人の好物であっても避けるべきです。そもそも、生鮮食品など腐りやすいものは、あまりお供え物に適していないため、避けたほうが無難です。

また、僧侶によってはお酒やタバコも適していないとされる場合があるので、僧侶に確認することをおすすめします。ほかにも判断しにくいものをお供えしたい場合は、事前に僧侶に相談するとよいでしょう。

飲食物をお供えする場合は日持ちするものを選ぶ

飲食物をお供えすること自体は問題ありませんが、なるべく日持ちするものを選びましょう。

どうしても日持ちしないものをお供えしたい場合は、百箇日法要後に参列者たちで分け合って持ち帰るなどして、早めに処分をしてください。

なお、故人の好物であってもアイスクリームなど、常温で置いておけない飲食物はお供えものとしてはふさわしくありません。

百箇日法要以降も故人を偲ぶ気持ちは忘れずに

百箇日法要は悲しむ日々から日常に戻る、一区切りするために行う法要です。しかし、百箇日法要後に故人を忘れていいわけではありません。

仏教には十三仏という考えがあり、閻魔大王をはじめとする十王の裁きの場面にて、十三仏は極濁浄土へ導くように救済する使命を持っています。百箇日法要以降も一周忌では勢至菩薩、三回忌では阿弥陀如来が救いの道を示してくれると言われています。十三仏の救済は三十三回忌まで続きますので、供養を続けることで故人の更なる冥福を祈りましょう。

著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
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