七回忌は6年後に行うもの?回忌の数え方や実際の流れ、基本マナーを解説

七回忌は6年後に行うもの?回忌の数え方や実際の流れ、基本マナーを解説

七回忌とは、故人が亡くなって満6年が経過した祥月命日に執り行う法要です。「7」とついていますが、実際には亡くなった年に「6」を足した年に行われます。

七回忌はどのような意味が込められた法要で、誰が参列しどのような形式で行われるのが適切なのでしょうか。

七回忌法要の意味や数え方、実際に行う際の流れやマナーまで詳しく解説します。

七回忌の意味や数え方、実際の流れを解説

七回忌は、一周忌と三回忌の後に行われる仏教の法要のひとつ。一周忌や三回忌と比較すると規模は小さく、現在はごく親しい身内だけが参列することが多いです。

七回忌はいつ行うものなのか、どのような意義があるのか。また、実際にどのような流れで行われるのか、基本的な内容を解説します。

故人の命日から満6年たった日に行う七回忌

一周忌は故人が亡くなって1年後に行われる年忌法要のことです。しかし、七回忌は故人が亡くなってから7年後ではなく、満6年後、6年経った日、正式には祥月命日に行われます。

亡くなった日を含めて、7回目の祥月命日(忌日)がその日です。例えば、2010年に亡くなった場合、7回忌は2016年に行われます。

亡くなった日を「一回忌」と考えるので、このような数え方になるのです。つまり、一周忌は二回忌でもあるといえます。

命日当日が平日だとその日に七回忌を行うことが難しいこともあるでしょう。その場合は、命日に最も近い土日に行うことが多いです。仏様に感謝の気持ちを捧げるものなので、できるだけ先送りは避け、前倒しにして命日までに行うのがよいとされています。

故人を供養する年忌法要のひとつ

一周忌に法要があるのは区切りとして理解できますが、なぜ三回忌、七回忌を行うのか不思議に思ったことはありませんか?

三回忌以降の仏教の年忌法要は、仏教的な観点により区切りのよい数字の時期に行われています。

まず「3」は両極端を表す「2」を超えた数字で、お釈迦様の教えである中道に通ずる数字です。そして、「7」は六道を超え悟りの境地に至った数字であり、産まれたばかりのお釈迦さまが、7歩歩いた伝説に由来しています。

その後も十三回忌、三十三回忌、三十七回忌がありますが、七回忌後は斎場ではなく、自宅で行う家庭のほうが多いです。

七回忌の流れ

七回忌はお寺やホテル、自宅で行うこともあります。いずれにしても、法要後の食事「お斎(おとき)」をどうするかで場所が左右されます。

お斎といえば精進料理ですが、七回忌はごく近しい身内のみの集まりなので、それほどこだわる必要はありません。昨今では省略することも多いです。

当日の流れは以下のようになります。内容は一周忌や三回忌などと基本的に同じです。

  1. 施主や参列者が入場、着席する
  2. 施主が下座に移動して挨拶した後、僧侶が入場
  3. 僧侶による読経
  4. 施主から順番に故人と関係が深い順に焼香
  5. 僧侶が退場し、菩提寺で法要を行った場合は、お墓参り
  6. 施主が挨拶し、お斎の用意があるなら、会食する場所まで移動
  7. 会食後に施主が挨拶し、引き物を渡す

七回忌の基本的な決まり事とマナー

七回忌の基本的な決まり事とマナー

七回忌から、規模は小さくなりますが、基本的には他の年忌法要と内容は変わりません。

参列する際に気をつけるべき決まり事やマナーを解説します。

七回忌以降は「併修(へいしゅう)」が可能

七回忌の特徴といえば、「併修(へいしゅう)」が可能であるという点です。

併修とは合斎のこと。同じ年に二回以上法要が重なるときに、合同で行って一度で済ますことを指します。七回忌以降の年忌法要の場合は、それが可能です。

年に二回以上集まるのは難しい場合もあるでしょう。併修することで、遺族の負担は減ります。

しかし、併修が許されるのは、同じ年内に二回以上法要があった場合のみです。また、年内でも1年近く時期に開きがある場合は併修するのはあまりよくないとされています。

併修した場合は、先の命日に合わせて法要を行うのがマナーです。

先送りせず命日より前に行うこと

七回忌は亡くなってから満6年後に行いますが、命日当日に集まることは難しい場合もあるでしょう。その場合は、日程をずらしても構いません。

命日に近い土日に行うことが多いですが、基本的には先送りにすることはよいことではないとされています。そのため、1カ月前から命日までに、できるだけ前倒しで行うようにしましょう。

しかし、やむなく命日を過ぎてしまう場合は、きちんとその旨を参列者に伝え、できるだけ早めに日程を調節します。

服装は平服でOK

七回忌での服装は喪服ではなく、平服で参列することもマナー違反ではありません。ただし、カジュアルすぎる私服はふさわしくないです。

男性はブラックスーツに黒いネクタイと黒い革靴、シャツは白いもの。女性も黒いワンピースやアンサンブル、ストッキングは黒にしましょう。アクセサリーも華美なものは避け、つけられるのは真珠のみです。

男性はジャケットを必ず着用するようにしましょう。

香典やお布施の金額相場

香典は故人との関係、会食の有無によって変わります。

故人の親族である場合は、1万円~3万円ほどが相場です。会食がある場合、さらに1万円~2万円ほどを足します。

故人の孫が参列する場合、香典を包む必要はありませんが、会食する場合は会食の費用を包むようにしましょう。小学生なら大人の半額、中学生以上は大人と同じ金額が適当です。赤ちゃんや幼児は無料でもかまいません。

お布施は僧侶への謝礼ではなく、仏様への感謝を表すものなので金額自体は宗派によって変わることはありません。

最近では僧侶を派遣するサービスもあります。そういった場合、金額が設定されていますが、厳密には決まりはないのです。金額相場はだいたい1万円~5万円。

まとめ 七回忌法要は故人を供養するための大切な儀式

七回忌法要は、それ以前の年忌法要とは違い参列者が限られ規模は縮小されます。しかし、それだけに故人にとって最も近しい人が集まり、故人を供養し、その思い出を語る大切な機会です。

七回忌ともなると6年経ち、遺族の生活も落ち着いてきています。しかし、さまざまな叙情から、集まるのが難しくなることもあるでしょう。

それでもできる限り集まり、故人を供養することが大切です。節目である七回忌、心を込めて供養しましょう。

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