仏花の正しい選び方ガイド|お供えする花にふさわしい花、ふさわしくない花を解説

仏花の正しい選び方ガイド|お供えする花にふさわしい花、ふさわしくない花を解説

仏壇にお供えする仏花を選ぶとき、何を選べばいいのか迷ったことはありませんか?

仏花には様々なマナーなどがあるので、花を選ぶのも一苦労でしょう。しかし、仏花で大切なのは「気持ち」です。そのため、実はプリザーブドフラワーや造花でも問題ありません。

最低限おさえておきたいルールを覚えておくだけで、仏花選びがとても楽になります。

仏花いふさわしい花、おさえるべきポイントをわかりやすく解説します。

仏壇にお供えする花の基本的な選び方

花を供えることは、仏教の実践徳目の1つです。仏具の三具足の1つにも花立があります。三具足とは、故人を供養するために必要な3つのアイテムを総称したものと定義されています。

花立は、仏壇などに供える花を立てる花瓶のようなものです。仏教においては、「花」という存在は重要度が高いため、どのような花が仏花に向いているのか情報収集をしっかりしておきましょう。

仏花に向いている花の種類

仏花に向いている花の種類は、大きく分けて5つあります。

種類(品種)特徴
キクキクの花言葉は、「高貴」です。古くから、仏花や献花としても扱われている品種です。キクには邪気を払うという意味合いがあり、枕花、仏壇の花、お墓参りの花などによく用いられます。
胡蝶蘭胡蝶蘭は、「高級な花」と言われており、お祝い事などでは欠かせない花ですが、弔事でもよく使われます。
四十九日以降・以前どちらでもお供えとして贈ることができ、幅広い用途で扱うことができます。
カーネーションカーネーションの花言葉は、色によっても異なりますが、「愛」や「感謝」というニュアンスが含まれています。供花としてのカーネーションは、枕花や仏壇の花、お墓参りの花など幅広い用途で扱うことができます。
百日草百日草は、「不在の友を思う」や「別れた友の想い」などの意味がある花です。シンプルで、花持ちが良いため、仏花にふさわしい花とされています。最近では様々に品種改良が行われ、可憐な花姿のものなどもでてきました。
キンギョソウキンギョソウは、その名の通り金魚を連想させるビジュアルが特徴の花。春らしい色合いで、春彼岸の仏花などで重宝されます。
ストックストックは、「永遠の美」などの意味があります。春を代表する花で、他の花と組み合わせると、とても美しく映えます。

選び方に決まりはなく、最低限のマナーを覚えておけば問題ありません。ただ、一般的に仏花に適している花には特徴があります。それは、「花持ち」することです。これは、宗派問わず共通認識として普及しており、すぐ枯れてしまう花よりも、長くお供えできる花の方が喜ばれます。

どの花にしようか迷ってしまった場合は、季節の花や故人が好きだった花などを選んであげると良いでしょう。

仏花にはおすすめできない花の種類

仏花の選び方に原則決まりはありませんが、適さない花は存在します。仏教という視点で見ると良くないと考えられている特徴を持つ花です。

  • トゲがある花
  • 毒がある花
  • 香りが強い花
  • 花ごと落ちる花
  • ツルのある花

上記、5つの特徴はある花は、仏花にはふさわしくありません。それぞれ、どのような種類があるのか解説します。

特徴種類(品種)
トゲがある花・バラ
・ピラカンサス
・サンザシ
・ヒイラギ
毒がある花・彼岸花
・水仙
・イヌサフラン
香りが強い花・ユリ
・クチナシ
花ごと落ちる花・ツバキ
ツルのある花・アサガオ
・ノウゼンカズラ

それぞれなぜふさわしくないのかという明確な根拠はありませんが、花のイメージや俗説が広がり、一般的にふさわしくないと考えられています。

明確な決まりはないとはいえ、こうした通説は守っておく事をおすすめします。こうしたマナーは、相手とトラブルなく受け取ることができるよう古くから作られてきたルールです。ご遺族が不快にならないよう、最低限のマナーは考慮した上で、仏花を選ぶようにしましょう。

プリザーブドフラワーを仏壇にお供えしてもいい

ブリザードフラワーを仏壇にお供えすることは、実は問題ありません。

供養する想いが大切なのであり、お花は目的のための手段にすぎないからです。プリザーブドフラワーは、長期間保存ができ最低限のメンテナンスで管理できます。

しかし、生花と異なり、花の香りや種類も限定されてしまいます。そのため、日々のお花はプリザーブドフラワーにして、お盆やお彼岸などの大事な日には生花にするなど、上手に使い分けるのが良いでしょう。

仏壇にお供えする花の飾り方とマナー

仏壇にお供えする花の飾り方とマナー

仏花には、飾り方のマナーがあります。花の色や本数が決められています。故人やご遺族などに失礼なく、気持ちよく供養できるようにしましょう。

また、法要などで弔問に訪れた時に用意する仏花のマナーもあります。何度とない特別な日です。しっかり準備しましょう。

それぞれのマナーを具体的に解説します。

仏花の飾り方

仏花の花を飾る時に注意する点は3つあります。それは、花の色と花の本数、花立の使い方です。

花の色は一般的に「白」「赤」「黄」「紫」「ピンク」などが用いられ、それらを組み合わせて花束にします。全てを組み合わせる必要はなく、白を基調としたものや、2色を組み合わせた花束でも充分です。

しかしながら、これは一般的なルールであるため、故人にふさわしいと思った花を飾っても問題ありません。そもそも、仏壇は極楽浄土を模したもの。

「仏説阿弥陀経」という、仏教の経典の1つに「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」という言葉があります。

これは、極楽浄土にある花々が光り輝き尊いことであると語られています。つまり、どのような花の色でも仏教的には問題ないと考えられているのです。

花の本数は、奇数が良いとされています。3本や5本、7本が一般的な数です。奇数は縁起が良い数としても有名ですね。

花立の使い方については、仏壇の両脇にある花瓶を左右対称にしましょう。

弔問時に気をつけるべきマナー

弔問時のマナーは、服装から線香の上げ方など様々ありますが、ここでは「持ち物」のマナーについて解説します。

弔問時は、お菓子や果物、花などを持参しましょう。もし故人と親しい間柄で、相手の好みなど分かっている場合には、それを用意するのがおすすめです。

また、お通夜や葬儀に参列できなかった場合には香典を持参するのを忘れないようにします。

花については、以下の2点を注意して選びましょう。

  • 花を渡す時期
  • 花の種類

花を渡す時期は、四十九日など忌日法要の場合は白い花を渡すのが一般的です。四十九日以降は、白以外の色でも問題ありません。

また、花の種類については通常よりも豪華な仏花にしましょう。予算は約3,000 ~ 5,000円が相場です。花には保存期限などもあるため、花を購入してから弔問するまでに期間が開く場合は、保存方法にも注意しましょう。

まとめ 仏花は気持ちがこもっていれば造花でも問題ない

仏花の基本的なマナーにっついて解説しましたが、一番大切なのは「気持ち」です。

プリザーブドフラワーでも造花でも、故人に思い供養することが大切なのです。
それでも、人それぞれ価値観などは異なり、昔からのしきたりや俗説は伝わっています。一般的なマナーを覚えておくと安心です。

  • 縁起の悪い花は贈らない
  • ご遺族などの気持ちに寄り添う

この2点に気をつけ、故人にふさわしい仏花を選びましょう。

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