ペットの葬儀はどうすればいい?ペット葬儀の種類や方法、流れを解説

ペットの葬儀はどうすればいい?ペット葬儀の種類や方法、流れを解説

ペットの葬儀は今や当たり前の風潮となりました。

愛犬家の皆さまも、「いつかはうちの子も・・・」と覚悟はしていても、いざ現実に直面した時、なにをどうすればいいのか途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

人間とは違いペットの弔い方は法律で決まっているわけではありません。近年、人間と同じように、葬儀を執り行った後、火葬する方も増えています。

一方、もし葬儀に参列する場合はどうすればいいのかなど、悩まれる方もいるでしょう。

すべての人に役立つ、ペット葬儀に関する知識や情報を解説します。

ペット葬儀の種類や方法実際の流れを解説

ペットの葬儀。それは飼い主さんとその家族にとって想像したくない言葉です。

しかし、いざその時を迎えた際、旅立ちの支度をしなければなりません。愛する家族の一員であるペットが永眠した時、後悔しない葬儀を執り行えるよう、事前にポイントを確認しておきましょう。

ペット葬儀はどこまで行うかを考える

一度命を受け入れたからには、最後まで責任を持ってペットの葬儀も火葬までは行いたい、と考えている方は多いです。しかし、その後はどこまで行うのがよいのでしょうか。

火葬のみ、あるいは納骨、いずれの場合も僧侶の立会いをどうするか。位牌を作るのか、永代供養をしたほうがいいのか。

ペット葬儀は、飼い主さん家族が納得のいく形式でおこなうのがベストです。

葬儀の内容は飼い主さんの気持ちだけではなく、置かれている社会環境にも関係してきます。住居・仕事・家計、主に生活に密着した環境は人それぞれ異なるのです。

例えば、火葬のみ・合同納骨で遺骨を持ち帰らなかったとしても、それを心無いという人はいません。高齢者、天涯孤独である方の中には、自分が亡くなった後に自身の遺骨も含め、迷惑をかけたくないと考える人もいるからです。

現代はペット葬儀も火葬が主流

現在では、ペットの弔い方も人間と同じく火葬が主流です。

日本において動物を土葬にすることは、廃棄物処理法律に抵触しかねず、現実的に難しいといえます。また時代とともに公衆衛生観念も高まったこともあり、庭に埋めるにしても火葬をおこなってから埋葬するケースが増えました。

アメリカでは圧倒的にペットは埋葬が主流ですが、ここ数年の間で火葬をする飼い主さんたちは徐々に増加しています。

イギリスの場合は8割もの人が火葬ということもあってペット火葬も一般的であり、訪問火葬などもよく利用されています。両国とも日本同様、個別と合同の二通りの火葬方法があり、「手元に置いておきたい」「将来は一緒に埋葬したい」といった飼い主さんたちの思いは世界共通なのです。

ペットの火葬は世界中の宗教家たちの間でも宗教論争を呼んでいます。

遺灰といえども動物の遺骸を手元に置いておくことは不浄であり教えに反すると訴える宗教もあります。

しかし深刻なペットロスを緩和させる役割、そしてアニマルコンパニオンとして人間のよきパートナーであることを考慮し、大半の宗教家たちはペット火葬を認め始めました。それは日本で主流の仏教も同じです。

葬儀は行うか行わないか

ペットの弔い方も火葬を行うことが主流となりましたが、人間と同じように葬儀も行うのでしょうか。

ペットの葬儀も。希望があれば執り行うことは可能です。実際に、すぐには火葬せずお通夜をおこなって別れを惜しむ家族もいます。

さらに僧侶の読経、お焼香といった人間に対するものと同じように儀式としての葬儀をし、ペットを弔う方もいます。家族であるペットを廃棄物扱いにさせないとの強い愛情が、丁寧に弔いたいという気持ちにもさせるのでしょう。

愛するペットの姿が見えなくなることの恐れ・悲しみは、同じくペットを飼う人であれば誰もがわかる感情です。しかし、その子が朽ちてゆく姿を目の当たりにすることほど、残酷なことはありません。美しい姿を目に焼き付けておくためにも、葬儀は早くおこなったほうがいいです。

遺骨は迎えるかお墓に納骨するか

遺骨の取り扱い方も、その方々が置かれている社会環境にも影響されます。

ペットと暮らし続けてきた方々にとって、どんな形になろうとも手放しがたいという心情もあるでしょう。

遺骨をペット霊園などに全部納骨される方もいますが、多くの人が全部・一部かかわらず手元に残されています。いつか自分が亡くなった時に一緒にお墓に入るためというのが、手元に残す理由のひとつです。

遺骨が戻ってこない合葬を選ばれた場合、毛の長い子でしたら送り出す前にその毛を少し切り取って専用のケースに入れれば、手元供養することができます。

ペットの葬儀屋さん『ペット相談室』

今やペットと一緒に宇宙葬も行える時代です。ペットの葬儀にも、人間の葬儀同様、多様化してきています。

ペット葬儀の実際の流れを解説

ペット葬儀の実際の流れを解説

ペットが亡くなった際、悲しみと戸惑いでいっぱいになることでしょう。実際の葬儀の流れを解説します。

病院で亡くなった場合

体のお清めは病院がおこないます。近年、味気ないダンボールでなく、遺族感情に配慮したデザインのものを扱う病院が増えてきました。男の子には水色、女の子にはピンク、またはどちらにも使えるように可愛らしいイラストが入ったものもあり、遺族の気持ちを少しでも慰めることができるよう配慮されています。

病院を出る前に、ペット葬儀のパンフレットをもらいましょう。

保冷剤が十分でない場合があるので、帰宅途中にコンビニエンスストアによって氷を購入しておきます。

帰宅後、業者に電話しましょう。

 自宅で看取った場合

体を拭き、ブラッシングしてきれいにしたら、その子の愛用のベッドやクッションなどに横たわらせます。体の下・お腹周りを重点的に保冷剤や袋に入った氷で冷やしましょう。

その子が好きだったおやつやおもちゃなどを置いてあげるのも良いです。ダンボールに納める際は底にビニールを敷いてタオルを重ねます。

ペット葬儀業者に連絡しますが、まだ決めていなかった場合はまずはかかりつけの動物病院に聞いてみるのも一つの方法です。

インターネットで情報収集することもおすすめです。インターネットで調べるペット保険で有名なアニコム損害保険の検索サイトなど、さまざまあります。また、イオンでは午後12時までに電話をすれば当日対応可能です。

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また、日比谷花壇では素敵な祭壇がセットになった葬儀をおこなっており、祭壇だけの購入も可能です。

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葬儀会場についた後の対応

寺院に属するペット葬儀業者に依頼した場合の一般的な流れは、以下の通りです。

  • 現地に着いたら受付をします。
  • 係りの方がペットを預かります。(※1)
  • 火葬場のすぐ近くに待機場があるので、そこで順番を待ちます。
  • その間に骨壷や遺髪入れを購入。火葬を待つ間でも構いません。(※2)
  • 僧侶による読経の有無、今後の法要の案内などの説明を受けます。
  • 順番が来たら本堂へと移り葬儀が始まります。
  • 僧侶がお経をあげます。(僧侶立会いは任意)
  • お焼香をします。
  • 箱を閉じる前に、遺髪を望まれる方はハサミを入れます。
  • 火葬場内に入り、最後のお別れをします。※この時にペットの最後の姿を写真に残したい人は、係りの人にその旨伝えてから撮影しましょう。
  • 2時間ほどして、骨上げします。

※1:業者によっては自宅までペットを迎えに来てくれるところもあります。
※2:骨壷代が料金に含まれているところもあります。

遺影は希望があれば飾ることができる

実はペット葬儀を初めて経験した人の多くが遺影なしで執り行うことが多いようです。

なぜなら、遺影を準備することを思いつかないほど、慌ただしく火葬に臨むからです。また、業者側は遺影を持参したら飾りますよ、といったスタンスがほとんどです。しかし、中にはペットの写真が入った写真立てがあれば持ってくるようにと、予約した時に教えてくれるところもあります。

ペットが身につけていた首輪やおもちゃなどを祭壇に供えられる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

愛するペットとの思い出を残すためにも、日頃から写真を撮っておくといいかもしれません。

ペット葬儀で気をつけるべきポイント

待機所では他家族と居合わせることがあります。大きな声で話すことのないようマナーを守りましょう。

次の順番を待っている方のためにも、お骨上げをおえたらすぐに場所を譲りましょう。

ペット葬儀での服装 /  家族側 

どの方も普段着がほとんどです。まれにお数珠を持っている高齢者の方をみかけますが、基本的には各自の判断に委ねられます。ただし、寺院によってはラフな装いはNGのところもありますので、パンフレットやHP、または予約の際に事前に確認しておきましょう。

寺院の場合は仏教の教義により人間とペットの間には境界が引かれています。葬儀場では互いの出席者たちが駐車場以外で鉢合わせすることはほとんどありません。人間の葬儀場の隣でペット葬儀を行うことは基本的にはありえないことと考えられているためです。

寺院以外の業者が運営する火葬場はペット専用のため、人間の葬儀に参列した人と鉢合わせることはないでしょう。

エンゼルケアを自分たちで行った後、業者に連絡、早いところでは三時間後にくるようにいわれることもあり、自分たちの準備などする時間はありません。また、箱に入ったペットを運ぶのも大変です。そのままの服装になってしまうのも仕方がありません。

もしかしたら、ペットからすれば、家族の匂いが感じられるいつもの服装で抱きかかえられて見送られた方が安心するかもしれませんね。

ペット葬儀での服装 /  出席する側 

基本的に、ペット葬儀に呼ばれた方も普段着で構いません。

人間の葬儀のような厳格なルールはないので、喪服の必要はありませんが、派手な色やデザインといった装いは避けましょう。

カジュアルであっても清潔感のあるきちんとした装いで出席するのがマナーです。たとえ喪主がTシャツだったとしてもです。お数珠はなくても問題ありませんが念のため、胸ポケット・バッグに忍ばせておくのが無難です。

お花を持っていく場合、小さなミニブーケ、もしくは少量の花束がおすすめです。ほとんどの飼い主さんたちは納棺の際にお花を入れていますが、火葬直前にいれることもできます。

多くのペット火葬場では、お花を納棺する際はラッピングを全て外すように指示されます。また、お花の色は骨への着色を避けるためにユリの花は葯を除去、その他は淡い色合いのものを選びましょう。

ペット葬儀の金額相場

 ペット葬儀費用平均は下記の通りです。

  • 猫 :26,000円
  • 小型犬 :30,000円
  • 中型犬 :33,000円 
  • 大型犬 :51,000円
  • 全体平均 :31,000円 

※2020年7月に発表された、メディカルサポート社が

これまでに保険金請求を受けたペット葬儀費用に関する集計結果より

これらの数字は、火葬にかかった費用です。

多くのペット葬儀業者のサイトに掲げられている料金体系ともほぼ一致します。費用相場といってもいいでしょう。

業者選びの際はこの結果を基準に、照らし合わせてみてください。

ペット保険に加入している場合、ペット葬儀特約がついていることがありますので確認してみましょう。

まとめ 自身や家族が納得いくペット葬儀を選ぼう

ペット葬儀の需要の高まりはもちろん、ペットの火葬に対する法律がないことで、金儲けのために参入する業者も数多くいます。

信頼できる業者を選び、どこまで行うのかを考えた上で依頼をしましょう。

弔いの方法はペットと飼い主家族の数だけあります。

ご自身が納得ゆく形・できる範囲で、愛するペットにこれまでの感謝と変わらぬ愛情を伝えてあげてください。

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