もくじ
線香立ての灰を処理する方法を解説
線香立ての灰は消耗品なので、使えなくなったら処理する必要があります。では、線香立ての灰はどのように処理をすればいいのか解説します。
線香立ての灰はくり返し利用できる
まず、線香立ての灰は適切なお手入れをすることでくり返し使えます。ビーズ灰は洗えばくり返し使えますが、従来の灰もお線香の燃え残りを除去し、ふるってさらさらにしてから線香立てに戻せばそのまま使えます。
特に上限となる回数はないので、ふるってもさらさらに戻らなくなるまでは何回でも使うことが可能です。
ただし、線香の灰が溜まってくるると匂いが変わったり、最後まで燃えなくなったりするケースもあります。年に2回程度のタイミングで交換した方が良いでしょう。
線香立ての中に入れる「香炉灰」は仏具店や仏壇屋、インターネット通販でも購入できます。ホームセンターやドラッグストアでも取り扱っているお店があるので、好みのものを探してみてください。
使えなくなった古い灰は燃やせるゴミとして捨てる
灰は何回でもくり返し使えますが、灰自体が固くなりすぎたり、塊ができやすくなったりしたら交換しましょう。
使えなくなった古い灰の処理方法は、そのまま燃やせるゴミとして捨てるだけです。ただし灰は非常に細かいので、燃やせるゴミとして捨てるときは袋からこぼれないように注意してください。
古い灰は庭にまくことで肥料としても使える
線香立ての灰は肥料として使用可能です。灰にはカリウムやカルシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれているので、植物の根の発育にいい肥料になります。庭で植物を育てているという方は、庭にまくとよいでしょう。
また、線香立ての灰はアルカリ性なので、酸性土壌の中和にも使用可能です。
ただし、強いアルカリ性なので、一箇所にまとめて使うのではなく、少量ずつ土に混ぜて使ってください。
研磨剤の代用としてお掃除に利用できる
細かい灰は研磨剤の代用としてお掃除にも使えます。
灰はアルカリ性で油分の分解が得意なので、油汚れを落としたいときに効果的です。食器洗いに使用する際は、汚れのある部分にふりかけて、水で濡らしたスポンジなどでこすると綺麗になります。
また、研磨効果で焦げ汚れを落とすことも可能です。焦げ汚れを落とす際は、スポンジではなく、アルミホイルを使ってこすりましょう。アルミホイルではなく少し濡らした新聞紙を使えば、窓ガラス掃除にも活用できます。
ただし、素材によっては傷つく可能性があるので、目立たないところで試してから使用しましょう。
線香立ての灰はくり返し使って古くなったら処分をする
線香立てのお手入れは、基本的に燃え残ったお線香を取り除いて、灰をふるってさらさらにするだけで大丈夫です。線香立て本体のお手入れは、状況に応じて行ってください。
また、さらさらになった灰はくり返し使用できますが、固くなったり塊ができやすくなった場合は、燃やせるゴミに出したり肥料として使ったりして適切な処理をしましょう。