
葬儀用のネクタイの選び方について解説

これまでネクタイピンについて解説してきましたが、ネクタイも同様、守った方が良いマナーがあります。
基本的には黒のネクタイを着用しますが、ただ黒ければいいというわけではありません。
昨今の人気定番デザインであるレジメンタルストライプタイ、通称レジメンタルはカラー展開が豊富です。黒やグレー系だけでも様々あり、中には黒一色でストライプが織り柄だけのデザインのものもあります。もちろん、レジメンタル以外にも黒色でジャガード織りの柄だけのものもあります。
素材も同じくシルクのため、「わざわざ葬儀用のネクタイを買わなくてもいいのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、実は礼服であるブラックフォーマルにも慶事と弔事では異なります。
最近でこそ「ブラックフォーマル=冠婚葬祭」とされつつありますが、厳密にいうと違います。同じ黒でも深い黒、そして光沢・柄がない生地で作られているのが喪服です。
ネクタイも同じで、黒とはいえ、光沢のある喪服よりも明るいトーンのネクタイを合わせたらそこだけ浮いて目立ってしまう可能性があります。お悔やみの場での正装は、頭のてっぺんからつま先までフラットな統一感と清潔感が大事です。
次に、失敗しない葬儀用のネクタイとその結び方を解説します。
漆黒の葬儀用ネクタイを選ぶ
ネクタイは前述通り、光沢も柄もない黒味の深い漆黒の葬儀用を着用しましょう。厳粛な儀式の場にふさわしい正装で、故人を弔うのがマナーです。
黒のネクタイがない場合はコンビニなどで購入
コンビニエンスストアなどではポリエステル製のもので2,000円前後から販売されていますので、急な時に困ることはありません。いざという時に慌てないためにも、会社や家の近所のお店で一度確認しておくのもいいでしょう。
葬儀の場にふさわしい結び方はプレーンノット
葬儀の場では装いが華美になってはいけません。ネクタイの結び目も同様です。お悔やみの場でのネクタイの結び方は、シンプルな「プレーンノット」にしましょう。一巻きにしてタイ目を作る方法です。
ビジネススーツに多く見られる、はっきりとした逆三角形に厚みのあるタイ目のウィンザーノットやダブルノットは華やかさが出てしまうのでNG。毎日ネクタイをしていてプレーンノット以外で結んでいる方は、特に注意しましょう。
もう一つ大事なことは、決して結び目の下にくぼみをつけないこと。ディンプルとも呼ばれるこの谷折りにしたくぼみは、ネクタイをより立体的に見せて華やかさを出すために用いられます。こちらもうっかりつけてしまわないように意識しましょう。
ネクタイを締め慣れていない方には、すでに形になっている「装備用ネクタイ」がおすすめです。首にかけるだけのネクタイは実用的ということで、おしゃれ着用としても種類が増えてきました。
葬儀にふさわしい光沢のない黒の装備用ネクタイを持っておくと、いざという時に困りません。
まとめ〜葬儀の場にふさわしいネクタイを選び失礼のないよう参列しよう
ご遺族、そして故人と縁のあった人々とともに最期のお別れの儀式、厳粛なる時を過ごします。
その悲しみの一体感を壊さないためにも装いは大事です。
- ネクタイは必ず葬儀用を着用
- ネクタイピンといった装飾品は身につけない
どうしてもネクタイピンが必要な場合は、真珠がついた葬儀用のネクタイピン、もしく表に見えないように装着すると良いです。
故人に対するマナーとして、ふさわしい装いでお見送りしましょう。