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家族だけで三回忌を行う場合の服装や香典マナー
三回忌法要には明確なルールがない部分が多々ありますが、家族だけで行う場合はより自由でカジュアルな形式で開催できます。
しかし、より自由でカジュアルな形式で開催できるとは言え、服装や香典にはルールがないのでしょうか?
家族だけで行う三回忌法要での、服装や香典マナーについて解説します。
一般参列者がいないので服装はカジュアルな平服でも問題ない
基本的には、家族だけであっても喪服を着用する必要があります。しかし実際のところ、一般参列者がいない家族だけの三回忌では、略喪服や平服でも問題はありません。
もともと三回忌では施主と遺族は準喪服で、一般参列者は略喪服を着用するのがマナーでした。なぜなら、葬儀や法要は原則的に喪主や遺族の服装は、一般参列者よりも上の格式が望ましいからです。
しかし、家族だけで行う場合は一般参列者がいないので、格式の差をつける必要はありません。そのため、準喪服を着用する必要はなく、少しカジュアルに略喪服や平服着ても問題ありません。
また、家族のみの三回忌だからこそ、普段着で行うケースもあります。特に暑い夏場に喪服を着用するのは、大変です。担当してもらう僧侶と相談する必要がありますが、厳密なルールが存在するわけではないので、家族で話し合って服装を決めるとよいでしょう。
平服に関するマナーはこちらの記事をご覧ください。
香典の相場は10,000~50,000円程度
参列者が家族しかいないとは言え、香典は必要です。そもそも香典は故人への供養の気持ちを表すものなので、身内だから必要ないわけではありません。きちんとマナーを守って、たとえ家族だけの三回忌であっても香典は用意しましょう。
なお香典の金額は、故人との関係が親しいほど高額を包むことが一般的です。基本的相場は10,000~50,000円程度。持参する人の年齢や社会的立場によっても金額が変わるので、経済状況と相談しつつ香典の金額を決めましょう。
ちなみに、夫婦で揃って参列する場合は、ひとりで参加する場合よりも1.5~2倍ほどの金額を包みます。夫婦での参列の場合は30,000~80,000円程度が相場です。
また、家族だけで三回忌を行う場合、香典は不要と事前に伝えらることもあります。その場合は、相手の気持ちを尊重し香典は包まない方がベターです。
どうしても気持ちをカタチにしたいという場合は「お供え物」として渡すとよいかもしれません。
三回忌におすすめのお供え物は生花や果物
お供え物として選ばれるのは、消費するとなくなる「消え物」と呼ばれるものです。ろうそくや線香、生花や果物などがよく選ばれています。
そのほかには、故人が好きだったものなどをお供えしてもよいです。ただし、肉や魚など殺生を連想させるようなものはお供えものとしてふさわしくありません。
家族だけで三回忌を行う場合は多少カジュアルでも問題ない
家族だけで三回忌を行う場合、流れや服装などに関するマナーやルールは一般的な三回忌とほとんど同じです。
しかし、家族だけのコンパクトな三回忌ですので、基本的なマナーに則りつつ多少カジュアルにしても問題ありません。なおトラブルを回避するために、自由でカジュアルな形式で三回忌法要を行う場合、予め僧侶や身内に相談しておくようにしましょう。
三回忌を家族だけで行う場合、香典はどうすれば良い?
参列者が家族しかいないとは言え、香典は必要です。そもそも香典は故人への供養の気持ちを表すものなので、身内だから必要ないわけではありません。きちんとマナーを守って、たとえ家族だけの三回忌であっても香典は用意しましょう。
三回忌を家族だけで行う場合、お布施はどうすれば良いか
家族のみでコンパクトな三回忌法要を行う場合でも、僧侶に対するお布施は一般的な三回忌と同じ金額を準備してください。法要の規模が違っても、僧侶の仕事自体は変わらないので、お布施の金額を減らすのはNGです。
家族のみで行う三回忌の服装のマナーを教えてください
家族だけで行う場合は一般参列者がいないので、格式の差をつける必要はありません。そのため、準喪服を着用する必要はなく、少しカジュアルに略喪服を着ても問題ありません。
三回忌 家族だけは食事なしか簡素で良いのか?
大規模な会場や食事を用意する必要がなく、家族飲みでの法事の服装は多少カジュアルでも家族内なので問題はありません。