三途の川を渡るときにすべきこと渡り方|意外と知らない三途の川を知る

投稿:2022-01-07
三途の川を渡るときにすべきこと渡り方|意外と知らない三途の川を知る

死者となった故人の魂は、天国か地獄か行き先を決める前に、まずは三途の川を渡ります。三途の川は常世(この世)と幽世(あの世)を隔てる川で、足を踏み入れればもう戻ってくることはできません。

実は、三途の川には3通りの道のりがあり、緩流を通るか激流を通るかは生前の罪によって変わります。また、ただ川を渡るだけでなく渡し船を使う渡り方も。

そして、三途の川を渡るタイミングで、故人を供養することで罪を軽くし緩流を渡れるようになる可能性があがると考えられています。

存在自体は知っていても、意外と知らないことが多い三途の川。

三途の川の渡り方や三途の川にあるもの、遺族がすべきことを解説します。

三途の川を渡るタイミングと遺族がするべきこととは

故人の魂が死後に渡ると言われている三途の川。亡くなってにすぐに渡ると思われがちですが、実は魂が旅立ってすぐに渡るわけではありません。

三途の川を渡るタイミングと、渡るときに遺族がすべきことを解説します。

三途の川とは常世と幽世を隔てる川のこと

三途の川とは常世(この世)と幽世(あの世)を隔てる川のことです。故人が死者(亡者)となったとき、魂は三途の川を渡って天国(極楽浄土)や地獄に向かいます。

なお、三途の川の川幅は40由旬(ゆじゅん)ほどあると言われています。
「1由旬」=「牛車が1日で進める距離」なので正確な数字は定かではありませんが、40由旬はだいたい400~600kmほどになるようです。

ちなみに、三途とは仏教における輪廻転生する6種の世界のうちの「餓鬼道」「畜生道」「地獄道」の3つを意味します。ただし、三途の川の名前の由来においては、仏教における三途の意味ではなく、川の渡り方が3通りかるからとする説が最も有名です。

三途の川の河原「賽の河原」では子供の死者が石積みをしている

三途の川の河原は「賽の河原(さいのかわら)」と呼ばれています。

賽の河原では親よりも先に死んだ子供が、親不孝の報いで「石積みの刑」を行っていると言われています。
石積みの刑とは河原の石を積み上げて塔の完成を目指す刑です。

塔を完成させようとすると、河原にいる鬼が積んだ石を破壊して振り出しに戻します。何度石を積んでも破壊されて振り出しに戻されるので、延々と苦労が報われません。

ちなみに「賽の河原」は、延々と報われない努力や苦労を指す意味としても用いられます。

ただし、石積みの刑は永久に苦労が報われない刑ではありません。最終的に石積みをしている子供たちは、地蔵菩薩によって救済されると言われています。

なお、地蔵菩薩による救済は仏教に基づくものではなく、民間信仰として信じられている俗信です。

死者が三途の川を渡るタイミングは初七日の審判後

死者の魂はすぐに三途の川を渡ると思われがちですが、実際は命日から7日目のタイミングで渡ります。

死者の行き先が天国か地獄になるかを決める審判が、四十九日までの間「7日ごと」に行われます。そして、最初の審判は命日から7日目の初七日の日で、死者の魂がようやく三途の川のほとりに到着した日です。

初七日の審判では、秦広王が無益や殺生や仏教の五戒に違反していたかについて審理を行います。秦広王による審判後に三途の川を渡り始めますが、罪の重さによって渡る場所が変わると考えられています。

三途の川の渡るときにするべきことは故人への供養

故人が三途の川を渡るときに、遺族がすべきことがあります。それは故人への供養です。

三途の川を渡る前に初七日の審判を行いますが、初七日法要で故人を供養することで、生前の行いがあまりよくなかった人でも、緩流を通って楽に三途の川を渡れるようになると考えられています。

近年、初七日法要は初七日当日ではなく、火葬の際に行うケースが増えています。火葬の際に初七日法要を済ませている場合でも、当日はお線香を備えたり、お参りしたりなど最低限の供養は行いましょう。 

 
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著者:葬儀のデスク編集部
葬儀のデスク編集部
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