遠方でお葬式に参列できず、直接香典を渡せない場合の対応方法
遠方に住んでおり、直接香典が渡せない・お悔やみを伝えられない、葬儀に参列しない場合は、郵送で送ることができます。
訃報が届いたものの葬儀に参列できない、後日弔問に訪れたくても遠方だと大変です。せめてお悔やみの気持ちとして香典を送りたいと思う方もいるでしょう。
郵送ならば本州で2日以内、国内であれば遅くとも3日以内には届けることができます。場所によっては、葬儀期間内に会場宛に届けることも可能です。
ただし、交通インフラが麻痺して指定通りに届けられない場合もありますので、葬儀会場への配達はおすすめできません。
また、葬儀会場は他の家族の葬儀も同日に行われることが多々あります。
慌ただしい中、葬儀会社の方々に迷惑をかけてしまうこともあり、トラブルが発生しないともいいきれないので、自宅に送る方が良いでしょう。
遠方へ香典を送る場合は郵便局の現金書留で郵送する
遠方に香典を送る場合は、郵便局から現金書留で郵送します。専用の封筒はコンビニでは取り扱っていないので、郵便局で購入しましょう。
通常と大型の2種類あるので、送りたい不祝儀袋の大きさに合うのを選びます。
封筒は大きさ関係なく1枚21円で、現金書留代435円が基本料金に加算、またオプションとして320円加算すると配達証明をつけることも可能です。
※郵便局:オプションサービスの加算料金一覧
確実に本人に配達されたとの郵便局側の証明が欲しい方は、このオプションをつけると良いでしょう。
配達証明のオプションなしでも郵便追跡はできますが、この場合は相手先への配達が完了しただけの確認となりますので、本人が受け取ったのかまではわかりません。
現金書留は土日も配達していますので、週末にあたっても問題ないです。
お悔やみの言葉とお詫びの手紙を同封する
香典を郵送で送る場合、できれば出席できなかったことへのお詫びの手紙も書きましょう。
一筆箋で香典袋に同封してもいいのですが、やはりここは一枚でもいいので、手紙で気持ちを伝えた方が気持ちが伝わります。
その際は、白地に縦書きの便箋を使うのがマナーです。インクの色も黒ではなく、薄墨もしくはグレーを用います。
手紙は、別途封筒におさめて、香典とともに現金書留専用封筒にいれて送りましょう。
また、香典とお供え物を一緒に送りたい場合も、現金書留で送ることができます。この場合、定形外普通郵便に現金書留をオプションとしてつける形式になります。有料にはなりますが、日時指定も可能です。
もし香典返しを望まない場合は、不祝儀袋にお金を入れる前にその旨一筆書いておきましょう。
内袋がある場合は氏名等を書く欄の左端に、ない場合は外袋の裏・左端に、「香典返しは辞退させていただきたく お願い申し上げます」などと書きます。
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まとめ〜叔父が亡くなった際の香典の相場は1万円〜3万円だが、送る側の年齢や付き合いの深さによって金額が変わる
送る相手との関係や社会的立場によって香典の金額は異なりますが、送る側の年代によっても包む金額が違ってきます。決して一律ではないのです。
香典を包む際は、香典の平均相場と故人との関係性を合わせ見て決めましょう。