家族を看取るときが来たら|最期のときとその後の流れを解説

家族を看取るときが来たら|最期のときとその後の流れを解説

「家族を看取る瞬間」あまり考えたくないものです。

しかし、お別れはたった一度だけ。やり直すことはできません。

お別れを準備するのは気が引けるかもしれませんが、その流れが頭の中にあるだけで、不安も軽減されるのではないでしょうか。

家族を見とる時の気持ちや、その後の流れなどを解説します。

看取る瞬間から退院まで、やることは多いです

家族を看取るときに心にとめておきたいことと、亡くなってから退院までの流れを解説します。

危篤状態に際しては別の記事があるので参考にしてみてください。

(⇒危篤状態をいわれたときにリンク)

医師による死亡宣告の後、家族は親戚などへの連絡、葬儀社の手配、エンゼルケアなどたくさんのことを同地進行で行う必要があります。

看取る瞬間に心にとめておきたいこと

そもそも、「看取り」にルールなどはありません。お別れをするときはあれこれ考えることは難しいでしょう。

しかし、その中でも意識したいポイントがいくつかあります。

最期のとき耳は聞こえています

最期の瞬間まで残るのが「聴力」であると言われています。家族が声を掛けたら反応した・・・、という事象はよくあることです。

本人が聞いたら悲しむようなことは控え、最期までありのままの気持ちを伝えてあげましょう。

心のまま、自由にお別れを

病院で亡くなる場合、病室に医師や看護師がいて家族が遠慮がちになってしまうことがあります。医療従事者はあくまで見守るために同席しています。

自由に手を握ったり、声をかけたりしても問題ありません。

「死なないで」
「いや!置いていかないで!」

そう思ったら、声に出してよいのです。無理に「ありがとう」「お疲れ様」など死を受け入れるような言葉を口にする必要はありません。

「頑張って!」とおっしゃるご家族も多いです。これは「頑張って生きて」ということではなく、辛そうな人に「もうすぐ楽になるよ、もう少しの辛抱だよ」という意味合いのようです。

家族が大勢いる場合は、本人に最も近い人が一番そばにいられるよう、配慮してあげてください。

高齢の場合は看取る人の支えになる家族の存在も大きいです。呼吸が止まると、いよいよお別れのときです。心電図モニターがある場合は、心拍数が0になり、心臓が止まったことも分かるでしょう。

死亡宣告から退院までの流れ

死亡宣告から退院までの流れ

医師による宣告をもって法律上は亡くなったことになります。亡くなった方が退院するまでの流れを具体的に解説します。

悲しみに暮れる暇もなく、多くのことを求められるので家族にとっては辛い時間になるでしょう。しかしどれも重要なことです。手順だけでも確認しておくといざというときに役立ちます。

死亡宣告

医師が亡くなったことを確認し、死亡宣告をします。法律上はこれで亡くなったことになります。家族が全員そろっていないなど、まだ宣告をして欲しくない場合は30分程度なら遅らせることが可能です。

死亡宣告後は看護師による死後の処置が行われるので、しばらく面会ができなくなります。

葬儀社へ連絡

死後の処置が行われている間に、葬儀社へ連絡をします。病院から自宅などへ搬送するには寝台車が必要です。

ご遺体を安置できる時間は病院によって異なります。どれくらい可能なのかも合わせて確認しましょう。病理解剖をする場合や医学の発展のためにご遺体を提供する献体などの特別な場合は、流れが変わります。

エンゼルケア

「エンゼルケア」とは、ご遺体をきれいにすることです。体を拭く、髪を洗う、爪を切る、髭をそる、お化粧をするなどして、ご遺体を整えます。

生前に家族やスタッフと話しあっている場合は、希望に沿った内容で行われます。事前に決めていない場合でも希望すれば一緒に行うこと可能です。

「エンゼルケア」は、まだあたたかい故人に触れられる最後の機会。手を拭くだけでも構いません。何をどうすればよいか分からないかもしれませんが、看護師が丁寧にサポートしてくれます。

はじめは戸惑うご家族も多いですが、実はいつものお世話と変わりないことに気付く家族も多いようです。話しながら進めていくうちに、自然に故人と関わることができるので、「やってよかった」という話もよく聞きます。

退院の準備

エンゼルケアが終わると、退院の準備になります。故人の身の回りの物をまとめますが、袋がないなど、「困ったな・・・」と思うことがあればスタッフに相談しましょう。

忘れ物のないように注意してください。

死亡診断書の受け取り

医師による死亡診断書を受け取ります。故人の名前、生年月日、死亡した日時などが書いてあるので、間違いがないかしっかりと確認しましょう。

重大なミスがあったら、役所で受理されません。その場合は記入した医師による訂正が必要になるので、手間がかかることに。

特に夜間など主治医以外が診断書を書いた場合は注意が必要です。受け取ったら落ち着いて確認しましょう。葬儀社が確認してくれる場合もあります。

退院

葬儀社の車が病院に到着したら退院となります。医療費は後日清算することがほとんどで、故人と一緒にご家族も病院を出ます。

そして、だれか一人が故人と同じ寝台車に乗って搬送先へと向かいます。

流れをイメージすることで、少しだけ余裕が生まれる(まとめ)

最期の時から退院まで、多くのことをしなければなりません。

様々な感情が入り交じり、動揺している最も辛い中でこなすのは大変です。

流れがイメージできているだけでも、次にすることが見えてくるので、少しだけ余裕が生まれるのではないでしょうか。

もちろん医療スタッフがサポートしてくれますが、エンゼルケアなどやり直しができないこともあります。

後悔しないように流れをイメージしておくことが大切です。分からないことや不安なことは事前に医療スタッフに相談しておきましょう。

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